やっぱりノアだけはガチなのであった(画像有り)。

今日(12月21日)は亀田VSファン・ランダエタVol.2が行われましたが、予想通り亀田がまぁほぼ圧勝。当サイト管理人としてはランダエタのロートルぶりにちょっと吃驚したな、と。
相手がどうであれ、なにしろ亀田は勝った、しかも圧勝したわけなので、もう誰に恥じる必要もありません。亀田よ、キミはリッパな世界チャンプです。
間違いなくリッパな世界チャンプですが、その真価が問われるのは、ナチュラルなLFウエイトでの実績を持つ、非ロートルな選手に勝ってからです。
とにかく亀田は勝ったわけですがそれはとりあえず置いといて、当サイト管理人は先日プロレス観戦に行って参りました。
実に25年ぶりの仕事抜きでのプロレス観戦(仕事での観戦は、数年前、当時新日本プロレス所属だった小島聡選手の取材をしたことがあった@大田区体育館)。
メインカードは、GHCヘビー級選手権試合・三沢光晴VS丸藤正道でありました。
当日は武道館までカメラを携えていきまして、ガチャガチャとシャッター切りまくりでした。
今回はその中から数葉を取り上げつつ、ここに諸々モノしていきたいと思います。


※各写真をクリックするとデカいのが別画面で出ます。
44歳三沢光晴、見事なジャーマンです。
微妙に「見事」じゃない感じのブリッジですが、これはこの直前に、かなりエゲツないドラゴンスクリューを食ってるんですよね。
しかも2回。しかもそのうちの1回はコーナーポストを利用したホントにエゲツないものでした。
ドラゴンスクリューという技は地味に非常な危険技なんですよね。
受身マズったらヒザから股関節から一発でボロボロになっちゃうと思うのですよ。
そんな技の極めてエゲツないやつを2回も食って、よくこれだけのジャーマンが出来るなぁ。
並みの44歳じゃないぞ三沢、です。
 
 
 
 
エゲツないって言ったら、これも相当エゲツない。花道から客席フロアへの不知火です。
この写真の一瞬後に、三沢は客席フロアのコンクリにまっさかさまに落ちるわけです。
毎度の事ながらノアの試合はエゲツないです。
旧全日本プロレス時代の、鶴田がセミリタイアしたくらいの時期から、このエゲツなさは増す一方な気がします。
この試合のちょっと前に行われた、やはりGHCタイトル戦の、丸藤vsKENTA戦、当サイト管理人はyoutubeで観ましたが、これはもうエゲツなすぎてちょっと引きました。
まさに「タフマンコンテスト」。
しかし単なるそれではなく、感動を呼ぶタフマンコンテストであります。
 
 
 
丸藤のエゲツない責めその3です。
トラースキックが三沢の顔面を思いっきりとらえております。
この時、三沢の顔面に丸藤の足が当たる音が、当サイト管理人のいた武道館3階一番奥の席にも聞こえてきました。
バチン!と。
ボクシングですと、あまりにも良い音のするパンチはそれほど効かない、などと言います。
そりゃそうかもしれない、しかし、これだけおもクソ当たってたら、とりあえず強烈に痛いです。当たり前ですが。
 
 
 
 
 
こちらは三沢の反撃、エルボースイシーダであります。
三沢のヒジが、丸藤の首に見事に決まっております。
さっきも書きましたが、44歳で、しかも永いキャリアから蓄積したダメージでヒザ、首、腰・・・要するに全身ボロボロ状態でありながら、三沢はこの大一番で決めてくれましたエルボースイシーダ。
三沢よ、あなたはエラい。
 
 
 
 
 
 
 
これは、コーナーのトップから丸藤がまたエゲツない技を44歳三沢に対して試みたところです。
なんの技だったか忘れました。雪崩式不知火だったかなぁ。
とにかく、あの高さから、三沢と丸藤は二人してご覧の様な体制でマットに落ちて行きました。
こういう、一歩間違えたら死んじゃうような技が、単なるつなぎ技としてポンポン出てきてしまう、この怖さよ恐ろしさよ。
なにしろ大怪我だけは避けて頂きたいものです。
ハヤブサを思い出せ、忘れるな、です。
 
 
 
 
試合の方は、三沢が雪崩式エメラルドフロウジョンからの対固めで丸藤から3カウントを奪い、見事GHCタイトルを奪取、となりました。
肝心のその雪崩式エメフロの写真が無いのが非常に残念ですが、写真を得られなかった代わりに、当サイト管理人はその瞬間を肉眼で観る、という幸福を得たのでありました。
ちなみにこの試合のほかにも
KENTAがウスラでかい高山を見事にバックドロップしたり、また鈴木みのるに見事にフロントハイキック決めたりなど、いや、実に見所の多い興行でありました。
ボクシングは当サイト管理人にとってちょっと神聖なものだったりするのですが、プロレスはそれに比べるとグッと気楽に且つ気軽に楽しめて、これはこれでよいものです。
ボクシングファンは・・・いやそういう人に限らず、よく「プロレスなんか八百長だろ?」「ケツ決めアリの茶番じゃん!」とか言ったりしますが、当サイト管理人としては、この際面白ければそんなことどーでもいいじゃねーかコノーという感じだったりします。
“さすがに三沢の受けはスゴいな!”とか、“志賀のアニキはノリノリだったな”とか、“アキトシのスイクルデスは説得力万点ですね”とか、そういう事をしゃべりつつのかえり道すがら、これがまた楽しいものなのであります。
余計な事ながら、これが新日本プロレスだと、“天山のマイクは何言ってるかわかんねーな”とか“タイガーマスクの619はなんであんなにモッサリしてるんだろう”とか“棚橋のアピールはいくらなんでもショッパすぎるな”とか、どうしてもこういう後ろ向きな感想しか出てこなかったりするんです。
TVetcで観ててそうなんだから生観戦したらもっとそうなんじゃないか?いや、生で観たら思いのほか面白かったりするんだろうか?
そんなわけで、もしタダ券が手に入ったら、新日1.4東京ドーム興行にも行ってみようかな、と思うのであります。