判定より不可解なこと。

アキレス腱切ったり、ウィラポンと4戦したもののどうしても世界王座に就けなかったりなど、波乱万丈というか茨の道を経て、現在では長谷川に次ぐレベルの磐石王者っぷりを誇る西岡利晃。
本場ラスベガス進出が時間の問題となっているホルヘ・リナレス。
この2者の世界タイトル防衛戦が本日行われたにも関わらず、本日の格闘技ニュースのTOPは
http://news.livedoor.com/article/detail/4389327/
これでした。
なんでK-1の、しかも去年の試合に関するニュースがこれを押しのけてTOPに来ちゃうのか。しかも鉄板で防衛成功かと思われたリナレスが1RKOで負けるなど、ビックリ仰天の試合結果などあったにも関わらず。
アホか。


記事を読むと、このK-1という競技は、要するに全てがテキトーなんだな、ということがよく分かる。
なんかとにかく盛り上がればいいんですよ、思惑通りに「スター」が成立した上で次に繋がる盛り上がりが得られればそれで誰も困らないんですよ、という、極めてドサっぽい空気が横溢している。
> そもそも、“ファンの混乱を避けること”がジャッジに影響するという話も甚だ呆れるが、
> 規定(ルール)にはないポイントを咄嗟に付けることが、更なる混乱を招くことになるとは、
> 考えなかったのだろうか――。
・・・考えないんですよ、考える理由が無いんです、なんせ「ドサ」なんですからね、という。
この競技は、ぶっちゃけアケボノが参戦、しかも連続参戦したあたりから、紛う方無きドサ興行に成り果てた感がある。
もう止めた方がいい。なにより危険である。
しかし、それにしても西岡。
久方ぶりに観る西岡は、ちょっと異次元に行っちゃった感じがある・・・と思ったら、
http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/091010/mrt0910101845006-n1.htm
> 米ラスベガス進出を果たすためにも負けられなかった。「わくわくする試合をしたい。
> 相手は誰でもいい」という夢の実現に一歩前進し、葛西裕一トレーナーは「いつでも
> いける。西岡にしか分からない領域に入ってきた」と太鼓判を押した。
葛西も懐かしい名前だがそれはともかく・・・そうですか、「西岡にしか分からない領域」。
なるほど、である。
西岡はオレと同じく左足アキレス腱を切って、その後1年ほどブランクを作っている。
それを乗り越えての戴冠、そして3連続KO防衛。
もうね、ホントにガンバって頂きたい。

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