2010年1月

「人間魚雷キューピー」について。

以下、毎日新聞記事からの一部引用です。
太平洋戦争で旧日本海軍が使った人間魚雷「回天」や航空特攻兵器「桜花」の胴体に、キューピー人形の顔をあしらった携帯ストラップが全国の自衛隊基地内の売店などで売られていた。販売元は「不謹慎」との批判を受けて昨年12月に販売を中止、商品を自主回収した。
・・・販売の是非以前に、「回天」や「桜花」の次第を知ったら、ちょっとこういうのを買う気にはならないんじゃないですかね。
少なくとも私は、とてもじゃないが
人間魚雷「回天」や航空特攻兵器「桜花」の胴体に、キューピー人形の顔をあしらった携帯ストラップ」
を買って携帯に付けよう、って気分にはならない。なり得ない。
でも、おそらくは私よりもっと若い世代だと、特にアレルギーも無く買ったり付けたりできちゃうんでしょう。だからこそ売る側も販売に踏み切ってるわけでね。
こういうことを即ち「歴史的事実の風化」と呼ぶんでしょう。
イデオロギーもハチのアタマもなく、少なくとも庶民にとって、あの戦争はそれはもうただひたすら悲惨で、残虐非道で、惨たらしいだけものでした。
私くらいの年齢だと、両親だったり近所のオッチャン・オバチャンが普通に戦争体験者だったりするので、まだこのことを知る・・・「実感」する術がありました。
でも、私より若い世代だと、もはやあの戦争については、どうしたって知る機会が少なくなりますわね。
正直・・・どこぞの会社さんなのかしりませんが、こういう商品の企画が企画会議かなんかで通ってしまうことからして、私には信じられません。
ですが、それが、それこそが、「平成22年における我が国の現実」なんでしょうね。
こうやってこの国は、喉元過ぎれば熱さを忘れる、ってなことになっていくんですね。この記事で、その道程の一里塚を見た、という思いです。

(軽く「暴論」)政治家としての「器」について考えた。

「陸山会」の土地購入をめぐる問題・・・いや「事件」でもって、この1月15日、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で
 ・「陸山会」の会計事務担当だった36歳元私設秘書(現民主党衆議院議員)
 ・後任の会計事務担当だった32歳元私設秘書
を逮捕さらに翌16日、同じ容疑で
 ・元会計責任者で公設第1秘書の48歳容疑者
が逮捕されました。
 
 
清濁併せ呑む、といいますか・・・清廉潔白な人柄であるとか、庶民的であるとか、そういうことが仮にも一国を動かすべき政治家の条件だとは思いません。
数億単位のカネが自在にならない・できないような器の人物に、国が動かせるとは思わない。
時には毒を以ってしてでも、それくらいの器がもはや政治家には「必須」だろうと思うわけです。
場合によっては善悪を超えたところから、多くのヒトやカネを自在に動かせる人物であること。これが政治家の条件でしょう。
仮にも「国」を動かすべき立場にあるんですから、キレイごと「でしか動けない」ような人物では困ります。
そういう意味で、今回の「逮捕劇」は、小沢氏の「不手際」です。
もっというと、氏の影響力の限界です。そう言っちゃって差し支えなかろうと思う。
こういうことをしちゃう「悪人」が政権党に居るとこを責めるつもりはありません。
それよりも、こういうことでパクられちゃうレベルの「器」の人物が為政者として居ることに危惧を感じます。
若しくは、ここで逮捕者を出す、という計算違いをしてしまう人物が。
 
 
しかしまぁ・・・国会の始まる前、駆け込みの逮捕劇ですね。しかも都合3名。そうですか。それにしても、まさかいきなりそこまで行くとは思いもよらなんだ。

どこまで理解してるのか。

買春容疑:高校生に現金渡す約束 早大4年を逮捕
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100106k0000e040067000c.html
常々思うんですが、この「児童買春・児童ポルノ禁止法」という法律に対して、女性の側、若しくは16、7歳の男女からの異議・抵抗意見がほとんど出てこないのはなぜなんでしょう。ある意味これほど彼らバカにした法律もなかろうと思うんですけどね。
・・・オレがおかしいんですかね。