大津の「いじめ」事件から。

こと中学生というものは要するに「気力体力の有り余ったバカタレ」なのであって、だからこそ彼らは「未」成年なわけです。放っておいたらイジメもするだろ
うし、夜の校舎の窓ガラス壊して廻ったりするに決まってます。そういうヤツが現れたってなんの不思議もありません。だってバカタレなんですから、それは仕
方の無いことです。

で、そういう「気力体力の有り余ったバカタレ」の、「気力」や「体力」も含めたいろんなことを横道にそらさぬ様に、進むべき道を指し示すのが「成年」、すなわちオトナの仕事です。仕事っていうか「義務」ですね、オトナとしての義務。

そういう意味で・・・オレはきっと少数派なんだと思うのですが、このイジメ「加害者」のガキどもも被害者です。進むべき道を指し示してくれる「マ
トモなオトナの存在」というものが、報道をみる限り、彼らの周囲にはちょっと異様なほど欠落しています。親も、教師も、近所のオッサンオバチャンも、誰も
彼らをマトモに扱わなかった。中学生として、なにが悪くて何が良いのか、こんなことも彼らはこのトシになるまで本質的に教わることがなかった。ここに最大
の不幸があります。

いにしえの子供らは、「ドラえもん」なんかのマンガでも描かれてたりするように、都市部でもそこかしこに存在した空地etcで、内包する「気力」や「体力」を昇華し、またする術を学んでいました。

やがて都市化etcによって、まずそういう場が失われた結果、彼らはそのエネルギーを鬱屈させ夜の校舎の窓ガラス壊して廻ったりなどの「校内暴力」、「家庭内暴力」にその代替を求めました。

そして、それらが組織的に抑えられた結果、彼らはさらにエネルギーを鬱屈させると同時に、「組織的に抑えられ」にくい方法論でもってそれを昇華するよりほか無くなってしまった、というわけですね。

・・・そう、彼らにとって「いじめ」とは、単なる「方法論」でしかないんですきっと。

繰り返しますが中学生というものは要するに「気力体力の有り余ったバカタレ」でしかないわけですが、それへの対応策として「組織的に抑える」しか手段を見いだせなかった「オトナ」の罪、これは重いですよ。

そういう意味でですね、オレは正直言っちゃうと「ゆとり教育」っていう指針に、ちょっと期待してたとこがありましたよ。

ああ、ようやく、抑えつけるだけが能じゃ無いんだってことに気付いたですか、それはなにより、と、ね。

でも、ダメでしたね。単に授業時間減らしたりっていう、表層的なところで終わっちゃいました。どうして「ゆとり教育」が必要なのか、ってところが、どうやら現場に全く浸透してなかったみたいでね。

もっというと、教える側が、「ゆとり教育履行マニュアル」に従ってしか動いてなかったですからね。要するに授業時間減らして、円周率も「だいたい3くらい」とかいう感じでテキトーにしちゃえばいわけですね、了解です、みたいな。

教える側が「マニュアル馬鹿」なんだから、そりゃダメになるに決まってるわなぁ。

じゃあ今後どうなるのかというと・・・なんかこないだ、警察庁長官がこの件について会見したりしてましたね。でもって、教育委員会だとか学校そのものに「家宅捜査」が入ったとか。

ここまで来たら、警察でも自衛隊でもなんでも入らなきゃどうにもなりませんよね。そういうレベルの事件ですよ今回のは。

で、警察にとって「教育現場」への介入はある意味悲願だったはずですから、今回前例ができた以上、今後もガンガン介入してくることになると思います。

それがまた新たな「抑えつけ」に繋がっちゃわないことを祈ります。