レバノン。

20年ほど前になりますが、1,000人斬りを達成したって自慢してるオッチャンに会ったことがあります。取材後の雑談で結構長時間に渡って、要するに自慢話を聴かされたという。

最高だったのは白系ロシア人なのだそうで、じゃあ最悪なのは?と聞きましたら、そりゃもうレバノン、とにかくレバノンは最悪だった、と即答。

「呼ぶ女呼ぶ女、どいつもこいつも一人残らず「渡辺二郎」なんだよ」

とのことでした。
ご存命ならもう100歳になっておられると思うのですが、どうしてるかな。いかにも昭和的な自慢話です。こちらがドン引きしてるのもお構いなし。
ただ、渡辺二郎みたいな女ってどんなんかな、というところがちょっと気になるというかなんというか。

そんなレバノンにゴーンさんはいるんだな、と、ちょっと思い出した次第です。

「男はつらいよ」について。

こないだ新聞に載ってましたが今度の「男はつらいよ」のセット、

「高齢夫婦のために座敷にはソファが置かれ、土間からの上がり口には手すりを設置」

となってるんだそうで。

高齢夫婦って誰だと思ったらさくらさん夫婦なのね。第一作じゃ若いカップルだったのにな。

考えてみたら存命なのは桜さん夫婦とその息子と寺男だけなんじゃないか。月日は百代の過客、であります。

新作は明日封切りだそうですが、「母と暮らせば」を観る限り残念ながら山田洋次にはもはやなんの期待も持てません。

山田洋次におけるアレは黒澤における「夢」以降の諸作品、篠田正浩における「スパイ・ゾルゲ」の位置づけです。ミもフタも無い言い様をすれば「老醜」というやつです。悲しいことです。

これもまた月日は百代の過客にして、です。

クリスマスソング。

ロケ時の虫抑えということで久方ぶりにデニーズに入りましたら、時節柄店内BGMがクリスマスソング三昧。
聴くともなしに聴いてましたら、
 
ジョン・レノン「Happy Xmas (War Is Over)」

マライヤ・キャリー「All I Want for Christmas Is You」

ワム!「Last Christmas」

バンド・エイド「Do They Know It’s Christmas?」

と来ました。

さて次の曲はどういうことになるんだろう、この4曲と同レベルのベタベタなクリスマスソングといったらなんだろう、そんなのあるかしら、と思ってましたら、ありましたありました。
 
ポール・マッカートニー「Wonderful Christmastime」。
 
いや失礼しました。史上最高レベルのベタベタクリスマスソングであります。
メロディ、アレンジはもとより、歌詞も「ムードはいい感じ」「気分もワクワク」「さぁパーティが始まるよ」とかそういう感じ。よくもまぁ臆面もなくこういう詞が書けるな、と思う。まぁハッキリ言ってあざといっちゃあざとい歌です。あざといっていうか図々しいというか、さすがはポール・マッカートニー、であります。
このあざとさ・図々しさ、いかにも商業主義的なところが気に入らねぇんだよ的なことを言われがちなのがポール・マッカートニーなのでありますが。
 
ただ、考えてみると、同じくビートルズメンバーであったジョン・レノンの「Happy Xmas (War Is Over)」は70年だか71年だかの作品だったと思うのですが、この時期にこういう歌を作るジョンの方がよっぽどあざとく且つ図々しいよな、と今のオレは強く思います。79年とか80年という時期における「Wonderful Christmastime」より、70年代初頭における「Happy Xmas (War Is Over)」の方に、オレはよりあざとさ・図々しさを感じます。あの時代にこういう歌を作って恥じるところのない感じがいかにもだなぁ、みたいな。
 
さらに考えてみると、ジョン・レノンって人は、実にあざとく図々しいソングライターだとオレには強く強く思えます。
改めて聴くと、これとか「Starting over」とかってのは結構あざとい歌ですよ。そうじゃないっぽく装ってる感じがなおのことあざとい&図々しいとオレ的に思えてしまう次第です。
 
もう一か月くらいずっと風邪ひいてるので、もう寝ます。