少年犯罪・問題など

熱中症と単なる暴論。

TVのニュースでもやってたらしいですが、大島の中学校で、熱中症でもって生徒が倒れて搬送、だそうです。

本日の東京地方の最高気温は24℃。数値だけ見るととても「熱中症」で「搬送」されるような値じゃない気がしますが、体感というものは押し並べて相対的なもので、一昨日くらいまでちょっと涼しかったりしましたので寒暖差に身体がついていかなかった、ってことな由です。

それでもなおオレの中の違和感がどこか拭いきれずにいます、14、5歳の子が今日この日に熱中症とはなぁ。んなアホな、と感じてしまっているオレがいます。

最近の小~高校生って、なんかみんな「細い」なぁ、と思うのです。男子も女子も良く言えば華奢、ありていに言っちゃうとヒョロってる方が多いように思えます。思えますっていうか、弊社至近に区立中学校があるのですが、登下校の子らをみてると間違いなくみんな細いです。

保護者も含めて世はそぅいう美意識下にあるのでしょうか。

また、妊娠中にあんまし食いまくると胎児がデカくなって出産が大変だからあんまし食うな、みたいな風潮なんですってね最近は。

そういや弊社担当の保険屋さんの子は出生時3800gだったそうなのですが、そんだけデカいと大変でしたねぇ、っとさんざん言われたそうです。なにを隠そうオレも聞くと3800gで生まれたらしいのですが、別に殊更なんも言われなかったとの由。このことから弁証法的に、今は昔より理想的とされる新生児体重が軽くなってきている、という答えが導き出されます。今はそういう価値観である、と。

どっちが良いのか具体的なエビデンスはあるのでしょうか。特に無いんだったらデカい方が良くないですか。

なにしろ細いってことはスタミナを貯めるタンクが物理的に小さいってことなので(ってそれが正しいかどうかは知らんけど)、そりゃ熱中症にもなるわなぁ、と勝手に想像するところです。勝手に。

もしくは、4月としては記録的な高温となっている昨今、それでも「4月」ってことで、実態に合わない厚着で運動させられたりしてんですかね。どんなに暑かろうが寒かろうが、4月にはこの服装、ってマニュアルが厳然とあったりするんでしょうか。でしょうかって、これも見てると間違いなくありますね。上着脱いだらいいじゃんか、としばしば見てて思います。

以上、勝手に想像しましたが、よく考えたら「たまたま」って可能性が一番高いですかね。たまには体調の悪い日だってあるよな。

でもデカい方が良いですよ。老いも若きもガンガン食うべし。黒澤明のお宅はあまりに食費がすごいんで税務署が来たりしたそうです。それくらい食うからこそのあの傑作群なわけ

回転寿司の件。

回転寿司の客が、やれ備え付けのコップをペロペロ舐めたり流れてくるお寿司にツバつけたり勝手にワサビ載せたりして炎上してます。まぁそりゃするよな。するに決まってます。

回転寿司のお店がお客さんからああいうことされちゃうというのは、弊社でいうと本番撮影中にカメラや三脚やマイクにいたずらされるようなものですか。

だとしたらそりゃ怒るよな。シャレになりません。いかな相手が未成年とはいえ。大事な商売をあんなノリで妨げられたらたまらんなぁ、と。

1990年代後半から2012年頃に生まれた世代を俗に「Z世代」と呼ぶそうで、この回転寿司店でもってアレなことしちゃったりしてるのが正にその世代な由。でもZ世代の方がみんなしてアレなことしちゃってるわけじゃないので、このアレを世代論で語ったりするのはフェアじゃないですよね。

ああいうアレなことをするアレな人ってのは昔からいました。どの世代においてもアレな人ってのは常に一定の割合で存在します。なので今日的なニュースのネタとしては「可視化されてきています」という切り口がより正しい。

って考えたら昔からいたどころか、オレの世代だと学校の廊下をバイクで走ったり、東陽公園で他校と「抗争」したり、技術科の先生を彫刻刀で刺したりしてたじゃないですか。ってこれはオレの出身中学の話ですが、この刺傷事件に関してはアラサーになった頃に加害者の友人って方とお会いした際、あのヤローが通報なんかしやがったせいで1人の中学生の人生がワヤクチャになった、とか普通におっしゃってて、さすがのオレもちょっと引いたものです。醤油差しを鼻に突っ込んだりしてる方がずっとマシかもですよ。

なにしろ、あんましひとのことを言えた義理じゃない世代と申せましょう。だからって大目にみてやれってことじゃないですが、世代論で語ってナットクした気になってちゃいけませんね。

またコロナ禍について。

今の小・中・高校生はコロナで遠足にも修学旅行にも行けなくてかわいそう、とよく言われるのですが、これは超暴論だと我ながら承知はしつつ、そこまでかわいそうでも無いよな、とぶっちゃけオレは思うのです。10年後か20年後か、コロナ禍のアレコレがすっかり風化して「歴史エピソード」にまでなった際、リアルタイムのガチ当事者としてそのエピソードを語れるっていうのは、ある意味うらやましくさえありますよ。

経済的な打撃を被ってたりしたら話は別ですが、そうでない小・中・高校生に対してオレは言いたい。キミたちは「おいしいネタ」を授けられた世代なのですよ、と。

オレが今中学生だったら、きっとマスコミだとか先生だとかの大人に対して、

“早くコロナ前の生活に戻りたい”

だとか

“修学旅行に行けなくて悲しいです”

かなんかを、いかにもしおらしく言うと思うのですが、きっとその心中では“しめしめ!”と思ってます。そうに違いない。他の世代の経験していないことを経験できている!というカタルシスをどこかで感じてると思います。

繰り返すようですがコロナ禍によって経済的な打撃を被ってたりしたら話は別ですが、そもそも遠足や修学旅行の愉しみっていうのは、それが「非日常」だからって部分もあるじゃないですか。コロナ禍っていうのはそう言う意味で究極の「修学」旅行ですよ。

もちろん相応のトークスキルは必須ですが、10年後か20年後か、コロナ禍を知らない世代の連中に混じっての飲み会なんかあったら、このコロナ禍におけるアレコレは格好のネタになるはずです。オレの世代にはそういう大ネタは無いので、そういうネタのある世代はとりあえずうらやましいです。

逆に、今の小・中・高校生は、このコロナ禍をネタとして昇華できるくらいの逞しさを持ってもらいたいものです。

「戦争を知らない子どもたち」って歌がありあますが、あれは戦争体験の無い第一世代が、その上の世代からことあるごとに“おまえら戦争も知らないくせにナマ言うな!”って言われまくったあげくに、そのフラストレーションから生まれた歌ですよ。

“おまえらコロナも知らないくせにナマ言うな!”まで言う必要はないですが、せめて「面白大ネタ」としてコロナを語れるくらいの逞しさは有って良いですよ。よろしく頼みます。

TOKIOの山口さんが未成年の同業界の娘を自宅?に呼び込んでアレしたりして訴えられていろいろワヤになった件。

表題につきまして、どういうわけか被害者の娘を叩く流れもある由。

まぁ確かに、この娘が誘いに応じて自宅に行ったりしなければそもそも(少なくともこの日は)物理的になにも起こらなかったわけなので、そういう意味ではその分だけの罪はあるのかもしれません。

しかしながら、50近い遊び人のオッサンが同業界の未成年の娘を自宅に呼ぶにあたっては、あらかじめ“どうしてもこりゃ行かないわけには行かない”と思わせるようなところまで諸々周到な下ごしらえをしてるに決まってるので、百歩譲ってこの娘に斯様な「罪」があったとしても、それは決して「罰」をうけなきゃならないようなものでは無いとオレは思うのです。

汝らの中で罪を犯したことの無いものだけが石を投げよ、です。そもそも“ノコノコ家に行った娘が悪い”なんてことは、アラフィフの筋金入り遊び人なオッサンの手練手管を食らってなお自身を守れる鉄のメンタルを持つ者だけが発して良い言葉であって、16、7歳でもってそんな域にまで達してる人は現状のようにネット内で一大勢力になるほと多くないはずです。
それでもなお「オレ・ワタシは絶対大丈夫」と思う方もおられるかと思いますが、そんな風に思っちゃうヤツに限ってひっかかるのですよ。
今回はたまさか若い女性が「ならでは」の被害を受けたわけですが、こういうことはなにも女性に限ったことでは無く、老若男女誰でも被害者に成り得ると思う次第です。無論オレもなので、気を付けようと思う。

またまた「インターネット」について。

「ネット人格」「メール人格」なる言葉がありますが、確かにインターぶネット上で伺える人となりとリアルでのそれが異なる、というのはよくあることです。
その傾向は、当然ながらことSNSにおいてより強くみられるかと思うのですが、もっというと、「まるっきり逆な人」と「完全に同じな人」とに分かれる気がします。いわゆる二極化ですね。こんなところまでデジタルなわけですね。
世界は一家、人類はみな兄弟、SAVE THE EARTH!などと笹川某みたいなことを頻繁に書いてる人が、近しい人に聞いてみるとカネ払いは悪いは時間にルーズだわ、実は存外ロクデナシだった、なんてことも良くあるようです。誰ってわけじゃないですけども。
同様に、上記のような笹川的な事を頻繁に書いてて、実際その通りな人もおられます。
逆もまたしかりで、ロクデナシ丸出しなことばかり書かれてながら、その実像は高潔だったり。なにしろネット上での印象はアテになりません。

考えてみると、このことは対人に限ったことではなくて、ネットでの事柄は全てそうなんですよね。決してネットで盛んに言われてることが必ずしもそのまま「世論」では無い。まるっきり逆か、完全に同じか、どっちかです。

対応策としては、あったりまえですがネット上での事柄を盲信しない事ですね。妙な固定観念を持つべからず、です。実際のところはこの目で見なきゃわからんのだよ、と、取り急ぎ心しておくことが大事ですね。

ただ、これは存外難しいのですね。いい大人でもこのあたりが上手いことさばけなくてエラい目に遭ってる方が多い由。
いわんや子どもをや、です。ずいぶん昔ですが佐世保の方で女子小学生が同級生のクビをナイフだかでかっ切って殺しちゃった事件がありましたが、あれもそう
いやネット上でのトラブルが元だったはず。リアルでの人間関係構築能力も拙いようなレベルの子どもが、ネットでの取捨選択など出来ようはずもないのであり
ますよ。そういう意味で被害者も加害者も非常に不幸だな、と。
(関係無いですがこの件の舞台になったサイトは、この後程なく閉鎖されました。いつのまにか無くなった、という感じでした。逃げやがった、と言っても良いですね。)

佐世保の事件は、もう10年以上前のことだと思いますが、昨今コンビニの冷蔵庫に入ったりしてヒドい目にあってる面々は、もしかしたらこの被害者・加害者と同世代かもしれないなぁそういや。
なにしろ「インターネット」というのは言っちゃえば単なるツール=道具でしかないはずなのですが、単なる道具ごときで一喜一憂し、ましてや人生棒に振ったりするのはバカらしいです。
バカらしいことはしないが吉です。気を付けたいと思う次第です

大津の「いじめ」事件から。

こと中学生というものは要するに「気力体力の有り余ったバカタレ」なのであって、だからこそ彼らは「未」成年なわけです。放っておいたらイジメもするだろうし、夜の校舎の窓ガラス壊して廻ったりするに決まってます。そういうヤツが現れたってなんの不思議もありません。だって彼らは「未だ青年にあらず」なんですから、それは仕方の無いことです。

で、そういう「気力体力の有り余ったバカタレ」の、「気力」や「体力」も含めたいろんなことを横道にそらさぬ様に、進むべき道を指し示すのが「成年」、すなわちオトナの仕事です。
仕事っていうか「義務」ですね、オトナとしての義務。

そういう意味で・・・オレはきっと少数派なんだと思うのですが、このイジメ「加害者」のガキどもも被害者ですね。進むべき道を指し示してくれる「マトモなオトナの存在」というものが、報道をみる限り、彼らの周囲にはちょっと異様なほど欠落しています。
親も、教師も、近所のオッサンオバチャンも、誰も彼らをマトモに扱わなかった。中学生として、なにが悪くて何が良いのか、こんなことも彼らはこのトシになるまで本質的に教わることがなかった。
ここに最大の不幸があります。

いにしえの子供らは、「ドラえもん」なんかのマンガでも描かれてたりするように、都市部でもそこかしこに存在した空地etcで、内包する「気力」や「体力」を昇華し、またする術を学んでいました。

やがて都市化etcによって、まずそういう場が失われた結果、彼らはそのエネルギーを鬱屈させ夜の校舎の窓ガラス壊して廻ったりなどの「校内暴力」、「家庭内暴力」にその代替を求めました。

そして、それらが組織的に抑えられた結果、彼らはさらにエネルギーを鬱屈させると同時に、「組織的に抑えられにくい方法論」でもってそれを昇華するよりほか無くなってしまった、というわけですね。

・・・要するに彼らにとって「いじめ」は必然なのですねきっと。他に選択できる方法ってあるかな。ないよな思うに。

繰り返しますがこと中学生というものは要するに「気力体力の有り余ったバカタレ」でしかないわけですが、それへの対応策として「組織的に抑える」しか手段を見いだせなかった「オトナ」の罪、これは重いですよ。

そういう意味でですね、オレは正直言っちゃうと「ゆとり教育」っていう指針に、ちょっと期待してたとこがありましたよ。
ああ、ようやく、ただ抑えつけるだけが能じゃ無いんだってことに気付いたですか、それはなにより、と、ね。

でも、ダメでしたね。単に授業時間減らしたりっていう、表層的なところで終わっちゃいました。どうして「ゆとり教育」が必要なのか、ってところが、どうやら現場に全く浸透してなかったみたいでね。
もっというと、教える側が、「ゆとり教育履行マニュアル」に従ってしか動いてなかったですからね。
ああ要するに授業時間減らして、円周率も「だいたい3くらい」とかいう感じでテキトーにしちゃえばいわけですね、了解です、みたいな。
教える側が「マニュアル馬鹿」なんだから、そりゃダメになるに決まってるわなぁ。

じゃあ今後どうなるのかというと・・・なんかこないだ、警察庁長官がこの件について会見したりしてましたね。でもって、教育委員会だとか学校そのものに「家宅捜査」が入ったとか。

ここまで来たら、警察でも自衛隊でもなんでも入らなきゃどうにもなりませんよね。そういうレベルの事件ですよ今回のは。

で、警察にとって「教育現場」への介入はある意味悲願だったはずですから、今回前例ができた以上、今後もガンガン介入してくることになると思います。

それがまた新たな「抑えつけ」に繋がっちゃわないことを祈ります。

“キラキラネームの増加で「名前の3分の1も読めない」と教師”な件について。

http://www.news-postseven.com/archives/20120302_91724.html

まず、なんだかムリヤリな記事だなぁ、という印象です。

そもそも、

> 「し水」「中の」「わた辺」…いったい何と書いてあるのかと思いきや、これらは小学生たちが

> 書いた自分の名前だ。「習っていない漢字は平仮名で」──そんな学習指導要領に”縛られた”

> 結果である。

このことと、

> また、「希星(きらら)」「来桜(らら)」「絆星(きら)」「月(あかり)」など、いわゆる”キラキラネーム”と

> いわれる難読の名前も増えており、「天響(てぃな)」など、ルビをふってもらわなければ、とうてい

> 読めないような名前も多い。

このことは、並列に論じるべきことではないんじゃないか、と思う次第です。

> 平仮名と漢字を交えて名前を表記することを「交ぜ書き」というが、このような表記の仕方が

> うまれた背景には、当て字など、読み方がわからない名前が増えていることもあるようだ。

こんなことシレッと書いてますが、キラキラネームがどうとか言われるはるか以前から、「「習っていない漢字は平仮名で」──そんな学習指導要領」
に関しては、オレが知る限りもう30年も前から丸谷才一などが指摘していたはずです。いわく、日本語として美しくない、引いては、もはや日本語として正し
くない、云々。

上記の2件は、並列に論じるべきことではなくて、どっちかっていうと時間軸的には

> 「習っていない漢字は平仮名で」──そんな学習指導要領







> いわゆる”キラキラネーム”といわれる難読の名前も増えており

・・・・・・すなわち、この「学習要領」によって、あるべき日本語(の体裁)が蔑ろにされ続けた結果のワンノブゼムがこの「キラキラネーム」の出現、なんじゃないかと思う次第です。

日本語を有る程度でも正しく理解していれば・・・正しく理解することの意義を認識していれば、こういうアホみたいな名前をつけちゃおうなどとは考えないはずです。

普通、自分の「大切なもの」につける名前ってのは、それがなんであれ熟考してつけるモンでしょうよ。

で、かの親たちは、自分の大事な子どもに対して、熟考した結果として「希星(きらら)」「来桜(らら)」「絆星(きら)」「月(あかり)」などという名前を付けちゃった、と。

誰も「ウチの子にはバカ丸出しの名前を付けよう!」と思って付けたわけじゃないでしょうからね。これが良い、ベストだ、と思って付けてるんでね。

なんで、かの親たちは、こういう名前を「良い!」と思ってしまったか。

ひとつには、間違いなく、彼等の日本語能力に重大な問題がある、と思ったりするんですよオレは。

で、その原因の、これまた重大なひとつには、

> 「習っていない漢字は平仮名で」──そんな学習指導要領

これがあるんじゃないか、と思う。 「し水」「中の」「わた辺」という字面の違和感と、「希星(きらら)」「来桜(らら)」「絆星(きら)」「月(あかり)」という名前の違和感とは、同じベクトルにある気がします。

この違和感を感じないような人は、本質的に「日本人」としてヤバいと思うのですが、当の文部科学省がそれをいわば推奨しいてるわけで、こりゃタチが悪いですな。

「希星(きらら)」「来桜(らら)」「絆星(きら)」「月(あかり)」

・・・こういう名前を付けた親、付けられた子どもが増えてるってのは、あくまでも表層の事柄であって、その水面下にはもっとトンでもない亡国的な事象が潜在しいているように思えます。

母国語を蔑ろにすることの危険性、ね。

「都青少年健全育成条例」改正案について。

以前にも書いたことがありますが、ああいう愚にもつかない下品なエロマンガを「お上」がいつまでも放置してるわけねーだろ!と常々思っておりましたよ。あ
んなものを堂々と創り且つ売り続けてたら、そりゃいつかこういう規制が入るに決まってますよ。「お上」ってのはそういうもので、別の言い方をすればいつの
世もこういう規制をすることこそが「お上」のお仕事です。

この業界の人たちはそんなことがどうしてわからなかったんだろうか。なんでまたここまで無策に、されるがままになってしまってるんだろうか。不思議でなりません。アホか、と。

AV業界などは、そこんとこ上手いことやってますよ。業者間で「監視団体」を作り上げ、セッセと天下りを受け入れ、と、その功罪や善悪は置いとい
て、とにかく業界存続のために長年シコシコと努力?しております。その結果、今回の規制対象のマンガ類など比較にならないレベルでロクでもない内容である
にも関わらず、たまーにある意味生贄としいてパクられる業者が出るくらいで収まってます。

念の為繰り返しますが、あくまでも「その功罪や善悪は置いといて」の話です。

こういう努力をこの業界はどこまで行い、果たしていたんだろうか。ある種のタブーであるが故にこの手のコンテンツは確実に「売れる」わけですが、
要するにこの業界の人たちは、そういう目先の利益におぼれ、ホンのちょっとだけ想像力を働かせればわかったであろうこういう結末さえ予測できなかった、と
いうわけでしょう。自業自得っちゃその通りですが、これまた当然ながら「規制」されたらその分世の中を巡りめぐるお金も減るのが当然なわけで、そういう意
味でもはや自業自得なんて話じゃ収まらなくなっちゃったねぇ、ってのが今回のニュースの主旨(のひとつ)なわけでね。

とにかくですね、今になって「大反対」なんかしてもしょうがないです。

ただただ、一部のアホンダラのお陰でワリを食っちゃう、マトモなコンテンツ制作者(業者)がアワレでなりません。ってよく考えたらウチも他人事じゃねーじゃんか!というね。

暴論だけど暴言ではない(つもり)。

以下は平成22年9月18日付読売新聞記事からの抜粋引用です。

岡山県真庭市内の県立高で、夏休みの宿題を出さなかった男子生徒(17)に対し、学級担任の男性教諭(25)が「殺すぞ」などと暴言を吐いていたことがわかった。
 同校などによると、教諭は10日午後のショートホームルームで、宿題が未提出だった生徒に、他の生徒の前で「宿題を出さにゃ殺すぞ」などと暴言を吐いた。
 教諭と生徒は提出期限を13日と決めたが、一部しか提出されなかったため、教諭は14日午後、廊下で会った生徒に「提出したから生きているんだよな」と、再び問題発言をしたという。

・・・我ながら「学校のセンセイ」に対して事有るごとにボロクソ書いてばかりいるので、今回はできるだけ擁護の方向で書こう、一方的な悪口みたいなのは避
けよう、ってことで考えたのですが、今回に関しては、残念ながらどうしても、生徒に「殺すぞ」というような言葉を簡単に吐けちゃう教師を擁護する術が思い
つきませんでした。
故に今回も、結局悪口三昧な内容になるかと思います。
 
 
まず、人間の生き死にを軽んじるような言葉を、いいトシした大人が簡単に口にするという、これは個人的に許せません。
25歳なんてぇのはハッキリ言って「小僧」なわけですが、さすがにそれでもこういう言葉を軽々しく口にして許される年齢ではありません。

(まるっきり余談ですが、某居酒屋チェーンの社長も、会議etcの度に社員に”いますぐここ(ビルの5F)から飛び降りろ!”とか言っちゃってるみたいですね。先日雑誌だかなんだかで読みました。それが我が社員教育の極意だ、みたいな論調でした。
「ベンチャー企業の雄」だとか、さらにこともあろうに教育ナンヤラ委員会理事長だかに就いてたりなど、なにかにつけやたら持ち上げられることの多いこの社
長ですが、居酒屋店舗としては殊更目新しい事を興してるわけでもなく、要するにただ「カネ儲けが上手い」ってだけの人物です。ハッキリ言ってそれだけのハ
ナシ。なのにこの持ち上げられ方、なんかヘンな感じだなぁと思うのですが、それはともかく、こういうようなことを部下に言い放って、それをあたかも美談の
如く吹聴する神経を、オレはひたすら軽蔑します。アホか!と。)

ヒゲその他。

以下は4月10日の読売新聞からの引用になります。

長崎県五島市の県立五島高(前田功校長、602人)で3日、まゆ毛を剃(そ)るなどしていた新入生21人を、教諭らが約3時間正座させていたことが分かっ
た。
 生徒に不適切な発言をした教諭もおり、学校側は後日、生徒や保護者に謝罪した。
 同校によると、3日は同校ホールでオリエンテーションが行われ、教諭約20人が新入生200人の服装や髪形などを検査。校則違反があった生徒23人のう
ち足を痛めていた生徒らを除く21人に反省文を書かせ、全員が書き終えるまで約3時間にわたって正座させた。
 女子生徒に「男の気を引きに来たのか。そのために学校に来たのではないだろう」と発言した男性教諭もいたという。
 同校は8日の入学式後、正座をさせた生徒と保護者に「教育を逸脱した長時間の正座をさせてしまい、不適切な発言もあった」と謝罪。上田克教頭は「不適切
な指導だった。再発防止策を検討していきたい」としている。

・・・はー、いくらなんでも、

> 校則違反があった生徒23人のうち、足を痛めていた生徒らを除く21人に反省文を

> 書かせ、全員が書き終えるまで約3時間にわたって正座させた。

こんなことが「問題」になって、しかも天下の読売新聞の記事にまでなっちゃうってのは、さすがにちょっとおかしいなぁ、と思うわけです。どう考え
ても違和感がある。

「約3時間にわたって正座」ってのも、いわば結果論で、全員が書き終えるのに3時間かかったってだけの話でね。

そもそも彼等は校則違反してるわけなので・・・それを全面的に肯定するつもりも無いですが、まぁ何らかの「罰」が発生するのも必然、むべなるか
な、と思うんですよ。

ただですね、

> 「男の気を引きに来たのか。そのために学校に来たのではないだろう」と

これはちょっとマズいかもな、とも思ったりします。

というか、実はここが全ての発端であり元凶なのではなかろうか、とも思えます。

もっと言っちゃうと、こんな事さえ言わなかったらさして問題にもならなかったんじゃ?と。

その口調やタイミングにも拠りますが、不用意に女性の「性(性欲)」の核心に触れてしまうのは、これは基本的なデリカシーの問題としてタブーなん
じゃないかと思うんですよね。

少なくとも普通この辺については・・・さっき「口調やタイミング」と書きましたが、空気を読んで発言するものですよ。

っていうか、そもそも17、8歳の娘にこういうこと言ったらアカンでしょう。これは教師とかナンとか以前に、男として・・・いや、人間として。

こういういわばセクハラまがいの発言が無かったら、恐らくここまで大事になることもなかったんじゃないかな、と思いますね。

ついでに言うと、こういう事を言って良いか悪いかという判断力こそが社会性の礎でありますからね。

世の「教師」の皆さんには、どうか基本的な社会性を備えた上で教職に就いて頂きたいものです・・・ってのは話を広げすぎですかね。