極めて私的な「幻戯」の感想。

表題とは全く関係無く、当サイト管理人がやれインターネットTVのスタジオ収録してたり、新規案件の打合せやお見積もり作成してたり、ウチのスタッフと打合せしたり、先月~今月制作した分の修正したり請求書書いたり、お客さんのサイトのサーバのアレコレをナニゴトかしてたり、来るべきオキナワ行に向けて打合せしてたりする間に、
人気ポップスグループ「ZARD(ザード)」のボーカリスト坂井泉水(いずみ)(本名・蒲池幸子)さん(40)が、入院先の東京都内の病院で死亡していたことが、28日明らかになった。
んだそうですよ。
これはビックリでした。ビックリ仰天です。
特にファンだったりしたわけではないのですが、さりとて嫌いだったわけではなく、むしろその楽曲達はかなりお気に入りだったのですが、とはいえ「好き」と明確に言っちゃうには抵抗もあり、でもまぁ要するに結構好きだったりする次第なのですが、とにかくもう「新曲」をきくことも無いんだなぁ、と思うと、もう好きとか嫌いとかっていう事柄に関係無く、ただ「寂しい」というのみでありますよ。
こういう、「寂しい」事柄で「ビックリ」するのは、精神衛生上あんまし宜しくないな、と。
どうせビックリするなら、プラス方向でビックリしたいもんですよ。


精神衛生上良くないといえば、上記のように当サイト管理人がバタバタして完徹したりしている間に、劇団「机上風景」様の公演“幻戯”が千秋楽を迎えてしまった。
今回のこの公演には、当サイト管理人は、ぶっちゃけ採算を度外視して、殆ど弊社的には「奉仕」に近い携わり方をしてまして・・・って別に無理やりやらされたってわけではなくこちらが勝手にやったわけなので、このことについてどうこう言うつもりも筋合いも無いのですが、何が言いたいかというと勝手かつ大いなる愛着をもってアレコレ関わり携わったにも関わらず、肝心の打ち上げに参加出来なかったのが残念だな、と。
打ち上げに出たいがためにやってた、みたいな部分もあったりしましたんでね、ええ。
・・・ただ、公演のもようは(収録という体裁で)シッカと観てはいますので、打ち上げに出られなかったかわりにせっかくだから感想でも書こうかしら、と思ったんですね。ここに。
そういうわけで、この表題になってる次第で。
しかし、その公演も、ぶっちゃけ収録しながらだったんで、100%集中しては観れてないんですねorz。
アタマの足りない娘がパンパンとネコ探してる間に、カメラ回してるこちらとしては、さて女衒の周辺のみにするか、はたまたこの娘もフレームに入れ込むべきか、とか、そういう部分にアタマの相当分を食われてしまうんですね。
だから、100%集中して、公演に相対することが出来ませんでしたよ、というね。
あ、まぁ、そういう意味では、こと視覚的・聴覚的な部分では、目に付いたというか気づいた点はいくつかありましたね。
例えば、いわゆる「仕事部屋」(のあかり)は、果たして100%真っ赤っかでいいのか?とかね。
ムダに外光が漏れ入って来てたりとか、ワンポイントあっていいんじゃない?とか。
あと、襖開けたら、隣室etcのゲヒンな歓声なんかが聞こえてきたりとか・・・もしくは、襖の向こうはもっとグロでいいかもな、とか。
・・・でもまぁこういう事柄は些末っちゃ些末なことで、多分演出家氏に解説してもらったりするとスナオなオレとしてはすぐ納得できちゃったりするんだとも思うんですけどね。
っていうか、こういう些末な、ほぼ上げ足取りみたいな事柄よりもですね、もっと大事な事があるはずなんでね。
そういう部分については、これから編集したりオーサリングしたりしつつ、前作同様何回となく全編を観る機会があるはずなので、その時にガシガシと咀嚼したいと思う次第でありましてね。
でもってこれもより一層些末な事柄なのですが・・・突然ですが最近当サイト管理人は、自営だってこともあり、実にいろんな職種、世代、性別(これは2種しかないけども)の方々とお付き合いする機会が多いんですね。
で、ある面でもって乱暴にもニ別してしまうと、ありていに言って「ありがとう」「ごめんなさい」をちゃんと言える人と言えない人とに分けられるんですね。
ただ言うんじゃなくて、ちゃんと言えるか言えないか、というね。
で、「言えない派」の人たちですがね、なんで言えないか。
なんちゅうか、はっきり「ありがとう」「ごめんなさい」って言う事が、彼らにとって、どうやら「恥」というか、「負け」みたいな意識があるっぽいのね。
なんでそういう意識を持つかって、それはきっと深層にあるコンプレックスだったりするんでしょうけどね。謝ったら負けだ、って、それが決して具体的な駆け引きではなく、もう反射的に彼らはそう感じるのね、きっと。
単に親の躾の問題か?・・・まぁそうだったりする事もありなんですが、そうだとしても、つまり彼らの親は、我が子の深層に有形無形のコンプレックス若しくはその芽・タネを植えつけてしまった、って事になるんでね。
まぁとにかく他人になんかしてもらったら「ありがとう」で、悪いことしちゃったらその当該者に対しては「ごめんなさい」なんじゃないかと思うんです。それがあるべき社会生活の基盤ですよ、と。
・・・で、この「幻戯」ですが、この登場人物中の明確な「言える派」って、アタマの弱い娘だけなんですね。
最終的に、(アタマの弱いなりに)全てが見えてるのがこの娘だけで、、劇中、なんらかの形で「言えない派」だったりする面々は、結局ある面しか見えなかった・目を塞いでたがために、死んじゃったり殺されたり、もしくはおそらく今後も何の疑問も持たずにしたり顔で暮らし続けていくしか無かったり、まぁロクな「未来」じゃ無かったりするわけですよ。
・・・アタマの弱い娘には、じゃあその「未来」はあるのかって言われると、まぁ無いかもしらんけども、全てを見た・全てが見えたこの娘は、有る意味それだけで~未来は無いとしても~「勝者」だったりするんでね。
そんなわけで、当サイト管理人が最も好きなキャラね、この娘。
次点で女衒かな、って感じ。
(関係無いですがこの女衒は上手いことヒモにでも成れれば前途洋洋だったかも知れないのに、実にかわいそうだ、うん。彼には母体が必要ですよ。常に。)
また、そういうことで言うと、この作者は、実は非常な「性善説」の人というか、希望を捨ててない人なのかもしらんですな、と。
  
 
 
 
・・・もう30時間も起きてるんで、なんだかよくわからんようになってきましたので、この辺で。