2009年10月

芸術との乖離

離婚、引退します!酒井被告が泣きじゃくり宣言
http://www.sanspo.com/geino/news/091027/gnd1027022-n2.htm
いわゆる「ドラマ芸術」と呼ばれる範疇におきまして、その技法に「対位法(コントラクンプト)」というのがありましてね。
もともとはクラシック音楽の技法だそうなんですが、その概念を巧みにドラマ芸術の世界に持ち込み、こちらはこちらで大成した技法であります。
具体的にどんなとこで使われてたかと言いますと、例えば黒澤明作品で「野良犬」。
犯人の遊佐が、とうとう捕まる!という正にその場、近所の「深窓の令嬢」然とした少女が自宅で弾くピアノが聞こえてくる。
能天気なまでに明るく微笑ましい旋律の流れる中、殺人犯と若い刑事が、汗と泥と唾液とに塗れて格闘している、という・・・この2者の葛藤がこのBGMによってひときわ際立ったものになっております。
ドラマetcの範疇に留まらず、笑福亭鶴瓶氏は、師匠である6代目笑福亭松鶴の葬式の際、納棺時に故人の出囃子である「舟行き」が流れ、より一層悲しみが増した、と仰っておりますな。
「舟行き」は非常賑やかで勇ましいものであるので、それゆえ余計に参列者の涙を誘った、との由。

マニー“パックマン”パッキャオについて改めて考えてみる。

先日の記事においてあまりにもマニー“パックマン”パッキャオをベタ褒めしてしまったが、今一度考えてみる。
先日はなにしろデ・ラ・ホーヤをサンドバッグにし、タフで鳴るリッキー・ハットンをほぼワンパンチ失神KOした試合を観ての書き込みであったので思わずベタ褒めしてしまった次第だが、果たしてパックマンは本当に先人に勝る磐石な王者なのであろうか。
改めてここで考察してみたい。

雑感。世の中にはいろんなDVDがある、ということで。

■その1。
Amazonがまた売り切れです。
http://www.amazon.co.jp/dp/B002E8JM3C
これです。
1・土曜夜ににAmazonから納入依頼のメールが来る

2・日曜に指定本数を送る

3・火曜くらいに「在庫あり」になる。

4・木曜日に売り切れる=「在庫切れ」表記が出る

5・「1」に戻る
ここんとこ、これの繰り返しです。
つまり、木曜から月曜まで、ずーっと「在庫切れ」状態。
マ ジ メ に 売 る 気 あ ん の か ア ホ ン ダ ラ !
です。もうちょっと多めに仕入れたらどーですかね?と、憤る次第であります。
いつも2本くらいしか納入依頼してくんないんですよね。だから、すぐ売り切れちゃう。
いやホントにこの繰り返しです。
まぁあえてポジティブシンキングしますと、これはそれだけ売れてるってことでもあるわけですので、アホンダラとは思いつつも何とか耐えることが出来ておりますが。
しかし、Amazonではこんな感じなのですが、http://www.wisecart.ne.jp/kome3/こっちではカラッキシです(10月16日現在)。
おんなじもの売ってるんですけどね。フシギだなぁ。
というわけで、この記事を御覧の皆さんだけのサービス。http://www.wisecart.ne.jp/kome3/から購入頂いた方先着5名様に、今年ウチで採れたゴーヤーのタネを差し上げます。
純粋栽培によって採ったタネですので、計算上では3世代分ほど原種に近くなっております。
なので、とりあえずタフです。

マニー“パックマン”パッキャオに大いに驚く。

3回連続でボクシングネタになる。西岡の試合があまりにも素晴らしかったので、特段の脈絡も無くマニー“パックマン”パッキャオの試合をいくつか観る。
いやはや、驚きでした。こんなボクサーがいままでいただろうか。ライトフライ級からキャリアスタートして、なんかオスカー・デ・ラ・ホーヤにまで勝ってしまっている。
昔観たときと違ってデ・ラ・ホーヤは明らかにコンディショニングに問題があるようだったが、この際そんなことは問題にならない。なにしろこの体格差である。本来ならコンディションがどうとかいうレベルでは無く、デ・ラ・ホーヤが一方的に打ち負かして当たり前な試合のはず。それが、サンドバッグに成り果ててしまったのはデ・ラ・ホーヤの方であった。

判定より不可解なこと。

アキレス腱切ったり、ウィラポンと4戦したもののどうしても世界王座に就けなかったりなど、波乱万丈というか茨の道を経て、現在では長谷川に次ぐレベルの磐石王者っぷりを誇る西岡利晃。
本場ラスベガス進出が時間の問題となっているホルヘ・リナレス。
この2者の世界タイトル防衛戦が本日行われたにも関わらず、本日の格闘技ニュースのTOPは
http://news.livedoor.com/article/detail/4389327/
これでした。
なんでK-1の、しかも去年の試合に関するニュースがこれを押しのけてTOPに来ちゃうのか。しかも鉄板で防衛成功かと思われたリナレスが1RKOで負けるなど、ビックリ仰天の試合結果などあったにも関わらず。
アホか。

デンカオセーンVS亀田大毅の結果(予想、微妙に外れる)

以下は、さっき書いた分と併せてお読み頂きたい。
デンカオセーンってのは常にあんな感じなんだろうか。今日の試合に関して各メディアでは「キャリア勝ち」「老練なテクニックで亀田を翻弄」みたいな論調が目立つが、オレが観る限りこれは単なる穴王者である。また特に亀田をナメてかかったが故の調整不足、という感じでもなかった。単にダメなチャンプです。ハッキリ言って。
ああ、だから亀田を挑戦させたわけね、とも思ったのだが、亀田も亀田であまりにも無策。ただバタバタ突っ込んでいく(ここは予想的中)だけで、勝つための方程式というものが無い。勝ち方を知らない、という。
亀田にフィニッシュの「型」があったら、今日の後半のデンカオセーンならいつでも倒せたろうと思う。

数時間後に控えるデンカオセーンVS亀田大毅の予想。

え?デンカオセーンとやるの?マジですか?オレはこのマッチメークが正式決定してたこと、今の今まで寡聞にして知らなんだ。
デンカオセーンは確か坂田を2RあたりでKOしてチャンプになったはず。この時期の坂田には比較的簡単にダウン取られがちな印象があったものの、それでも4度防衛中のチャンプを倒したという実績は、これは当たり前だが無視できない。要するにデンカオセーンは強いですよ。43%というKO率は、フライ級という軽量級において、まぁ飛びぬけてスゴくはないけど結構ハイレベルな数字である。
対する亀田大毅はどうかというと、まず実績はゼロ。マイナスといいたいところだが、まぁとりあえず「ゼロ」である。とっくに峠を越えたワンディー・シンワンチャーと、内藤大助以外、知られる選手と対戦していない。
じゃあ試合ぶりが評価されてるかっていうとそんなこともなく、周知のようにむしろ内藤戦で大いにミソを付けている。
要するに、現状では、まぁ良く言って「特に実績の無い若いボクサー」でしかない。
この試合のためのスパーリングパートナーのフィリピン人が「カメダはパワーはあるがノーテクニック」と言ったそうだが、そんなこたぁ言われなくても分かってる、と。

台風体験。

そうです台風が来てます。このままいくと9月8日に本島上陸、との由。
オレは今年本厄だが、今でも台風が来るとテンションがあがる。「台風クラブ」状態である。
だから、もう10年くらい前になろうか、沖縄滞在中に4、5日ほど台風が居座り続けた時はもうタイヘンであった。
沖縄というところはなんだか知らないけども台風がなかなか「通過」しない。してくれない傾向がある。そんな気がする。
天気予報は“台風は現在、本島上を非常にゆっくりした速度で北上しています”とか言う。
“非常にゆっくりした速度で”というのは、要するに本島の上に台風が居座ってる状態で、さらにこの状態が当たり前に4、5日続く。
風速30mとかいうレベルの台風が本島の上に4、5日居続けるというのは、これはスゴいですよ。来る日も来る日も、朝から晩まで暴風雨、という状態。
しかし、こんなんじゃもうマトモな生活が出来ない・・・かと思うとさにあらずで、在沖縄の友人から、
“せっかく台風が来てる(=仕事が休みになる)んだから、遊びに行こう!”
なんて連絡が普通に、頻繁に来たりする。スゴいねぇ、慣れというものは偉大でありますな。実際パチンコ屋なんかは普通に賑わってたりする。