2025年7月

按摩と女(DVD)

清水宏監督の代表作と言われてますが、実に穏やかで鷹揚な、それでいて隙の無い良作でした。

内容はおいといて、なにより視覚障害者に対する差別感がほぼ無いのが素晴らしい。同時に24時間TVのような妙な持ち上げ方もしてない。ここで描かれている視覚障害は単なる「特徴」でしかなく、まぁハゲとかデブとかデッパとかいうレベルの認識です。

逆にいうとその程度にはネガティブな捉え方はされてるわけですが、ピント外れでしかない言葉狩りが横行した結果、腫物に触るような無粋で却って失礼な遠慮と、反動的な差別意識が跋扈してしまってる昨今より、当作の世界はよっぽど民度が高いように見えます。

恐らく当作は、例えばTV放映などは金輪際されないでしょう。タイトルからして放送禁止用語だし。かくしてバカバカしい言葉狩りによって名作が下手したら封印されてしまうことに相なるわけですが、それでいいのか、と思う次第です。

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選挙に行きまして。

鉛筆を持って文字を書く機会がもはや選挙のときくらいしかない、と昨日書きましたが、そもそも筆記具の類で文字を書くのがちょーひさびさだってことに改めて気づきました。

その当然の帰結でしょうか、漢字がまるっきり書けなくなりました。って昔々からそういう傾向ではあるのですが、さすがにここまで衰えるとは思わなんだ。このたびの選挙は期日前投票で済ませてきたのですが、比例の投票時に「自」のまんなかは横線何本だったか、一瞬、あくまでも一瞬だけですが、迷いました。迷ったのは事実です。

漢字どころかこれはついさっきの話ですが、ひらがなの「ぬ」を誤記しました。あれ?なんかおかしいなぁ、と思ったら「め」だった。「ぬ」って書いたつもりが「め」。

ちなみに不在者投票の際に住所氏名を記入する要があるのですが、これはちゃんと書けました。
よかったなぁちゃんと自分の名前と住所が書けて。間違えずにちゃんと書けました。えらいなぁオレ。

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