母校。

先日というか一昨日、我が母校(高校)の部活の先輩との打ち合わせ兼飲み会がありました。OBとして我が出身部、ひいては母校そのものを如何にして盛り上げるか、という趣旨で、そのための方策について文字通り膝を突き合わせての会合と相成りました。ホントはそもそもオレ自身「OB」を名乗れるような立場では無いのですが、なんだかなし崩しに誘って頂いて、図々しくも参加している次第です。
 
歴史と伝統の裏打ちのある我が母校ですが、告白しますとどこかのタイミングでそういった伝統が切られて現在に至っている、という印象が常々ありました。なんやかやで、いろんなところが昔と違っている、それは形而的な事柄のみならず、本質的なところで・・・と。
一昨日は先輩方とそんな話もしまして、その末に出た結論というのは、やはり「共学化」がデカかったんじゃないか、との由でした。共学化によって我が母校は、それまで続いてきたナニゴトかを切り捨てざるを得ない、という状況に陥った感じがあるようです。バンカラなばかりでは女子受験者が引いちゃうんじゃないか、とかね。さながら文化大革命後の中国の如し、です。歴史は有っても、それはそれ、という。
変わるためには、場合によっては切り捨てなきゃならないものもあるんですね。でも、それは世の常というものです。
 
でもまぁ切り捨てるものもあれば、代替として得たものもきっとあるんだと思う。某先輩は、運動部の試合などの応援にチアガールが出張ってるのがどうにも生理的にダメダメな雰囲気でしたが、彼女らだって往時の応援団の面々と同じくらいガンバってるんでしょうから、そういうことは言いっこなしですよ、と。
我が出身部にも最近「女子マネ」がいるらしいのですが、スコアブックつけたり用具や部費の管理なんかは、ガサツなヤローなどより、ちゃんとした女の子がやった方が良いに決まってます。自明です

共学になってからもうずいぶん経ちますので、共学としての伝統だってそろそろイイ感じに熟してきている頃かと思います。そんな中に男子校だった往時のアレコレに拘っても詮無いのかもしれません。新生の母校に期待するところです。
 
ところで諸々の資料作成のために我が母校のサイトなどつらつら眺めておりましたら、「放送同好会」なんてのがあるんですね。
その説明には

「放送は「声、音、映像」を用いた自己表現の場所です。自分の声をいかしてナレーション活動をするもの、BGM作りや、状況にあったカメラ撮影をするものと様々です。」

とありました。
スバラしいねぇ。BGM作りってなんだろうガレージバンドかな、とか、カメラは何を使ってんのかな、などなど、興味津々です。メディアで「自己表現」なんていうのは高慢でしかないのですが、そういう紋切型の部分にイチャモン付けるのは無粋というものです。
 
ということで、近々に上記の先輩方と母校にお邪魔することになりましたので、ついでにこの放送同好会のお話も伺ってみようと思います。