再びジャニーズネタ。

某洗剤メーカーのDVD、某大型自動車メーカーのPTT、某雑誌社での新機種取材などをひと通り済ませて、今週のオレはそれなりにヒマであった。
ただ、今週末からボチボチ編集や月末のロケの準備などに当たらねばならないので、つかの間のヒマヒマ期間である。
 
このヒマヒマ期間になにをしたかというと、まず、ジャニーズは「嵐」のファンクラブ入会申し込みをした。
前回の当欄にも記したが、オレサマは齢40にしてジャニオタであるので、ファンクラブ入会はオレ的には必須事項、避けては通れない路なのである。


 
嵐に限らずジャニーズタレントのファンクラブへの入会は、例えば申し込み用紙に記入して郵送とかいうルーチンではなく、いきなり入会金を入会窓口に振り込んで、その後の連絡を待つ、という次第になっている。なかなか判りやすいというか大胆な入会方法になっております。
で、振りj込み用紙の受取人に「ジャニーズ事務所・嵐」、備考・通信欄には、嵐の中で最も好きなタレントの名を書かねばならないのだが、齢40のオトコとしてこのことは非常な試練であった。
が、これはジャニオタとして乗り越えなければならないハードルなので、銀行窓口のおねーさんの白い目にも耐えどうにかクリアした。いいトシをしたオッサンに「好きなタレント:相葉雅紀」とか書いた紙を持ってこられて、窓口のおねーさんはどう思ったろうか。しかもこの時のおねーさんは我が社の口座の担当でもある。別の銀行にすりゃよかったんだが、入金確認などのついでがあったもんだからね。
とまれ、1、2ヶ月後に、会員証となにやらグッズ?が送られてくるらしい。
 
嵐は、先日、全国各所のドームスタジアムでのコンサートを敢行し、どこも大入り満員、大盛況であったらしい。
これらのチケットは、時に平日夕刻開始だったにも関わらず全て完売、どころかほぼ全てがプレミアチケット化していた由。
聞くとファンクラブ会員には優先購入権?があるんだそうで、大半は会員のみで捌けてしまうらしい。
年会費確か4000円だったと思うのだが(忘れてしまった)、ファンクラブ会員は一体何人いるんだろう。チケットの捌け方を鑑みるに1万人くらいいたりするんだろうか。きっとそれくらいは普通にいるんだと思う。
4000円×10000人=40000000円、というわけで、半額が通信費や印刷代で、さらにファンクラブ担当社員の人件費etcを鑑みても、これは相当な収益であるはず。でもってこの事務所には嵐だけでなくSMAPやらTOKIOやらV6やらといった人気グループetcがワンサと在籍しているわけで、こりゃもうエラい金額である。
 
ただ、この年会費4000円という数字は、ジャニーズタレントの人気っぷりを考えると、非常に良心的な値段だと思う。
かつておニャン子クラブに在籍していた某、おニャン子「卒業」後に新たに設けられたファンクラブの入会金etcは1万数千円で、会報の第一号が結婚・芸能界引退の報だったりしたらしい。こういうのを世の中ではサギという。これに比べりゃ慈善事業みたいなモンです。
  
 
ところで先日、嵐のメンバーである松本潤くん出演の映画が封切られた。花より男子ファイナル、とかいうらしい。
貧乏人の娘(牧野つくし)が超ハイソな高校に入学し、その高校を牛耳っている特にハイソな男子4人組(F4)、及びそのリーダーである、中でも最もハイソな男(道明寺司)と恋に落ち、云々、というストーリーである。松本潤くんはこのF4のリーダー役だそうである。
なにしろ典型的なシンデレラストーリーで、こんな典型的な筋立てをこれほど堂々と正面切ってやられたら、世の中の若年層女子の殆ど(女子だけじゃないが)がF4よりも牧野つくし側に属してるわけなので、そりゃヒットするだろうよ、という感じ。
ただ、原作のマンガではF4の四人の個性もちゃんと描かれてたりするそうで、それなりに面白く観られる作品素材ではあるような気がする。
 
この映画では、つくしと道明寺は既に結婚するってところから始まってるとのこと。
道明寺は世界的な道明寺司ホールディングスの代表だったりとか道明寺の母親がつくしにプレゼントするのが100億円(!)のティアラだったりなど、いかにもバブル期のマンガらしいというかなんというか、荒唐無稽っちゃその通りである。
で、物語は、このティアラが何者かによって盗まれ、つくしと道明寺がその犯人を追って香港やらラスベガスやら、果ては南海の無人島まで駆け巡る、らしい。
 
・・・こうしてあらすじだけ書いてみると、そのクレージーキャッツ作品ばりの荒唐無稽さにひたすらビックリするが、これだけワヤクチャな話を映画作品として成立させてるばかりか、なんであれ記録的な観客動員をゲットしているというのは、これは素直に評価したいと思う。
どんなにエゲツない宣伝をし、どんなに“これでもか!”と人気者を総出演させてても、ダメな映画は決してある一線以上はヒットしないのであります。
だから、この映画作品もきっと面白いんだろう、と。特に若年層女子の心を打つ「何か」を内包しているに違いない、と思う。
そんなわけで、ちょっと観に行ってみようかと思うのだが、観客の99%は若年層女子だと思うので、いささか・・・いや、かなり気が引ける。