あんなことまで書いておきながら「あしたのジョー」を観に行く。

表題の通りです。前回ああいうことを書いておきながら、臆面もなく観に行ってまいりました「あしたのジョー」。

結果から言うと、非常に楽しめる作品でした。

また、その面白さの種類が原作のそれとほぼ同種同一、という、極めて稀有な作品に仕上がっておりました。

原作は面白かったのに映画はダメ、とか、映画も面白かったけど原作とは別物、ってのが多いですが、こういうのは珍しいですね。

原作ファンも、原作を知らない人も、総じてみんな楽しめる・・・こういう惹句に何度騙されたかわかりませんが、この作品に関してはそこにウソはありません。まさにその通り、そのまんま、です。

とにかく、よかった、よかった。楽しめる作品でホントによかった、という感じでいます。

またもやこの作品が前回挙げたようなクソ映画だったら、オレはもう金輪際邦画なぞ観まい!となったろうし、また特に原作が原作なので、そのファン
であるオレは恐らく半年くらいヘコんで立ち直れなかったと思います。あの崇高なる原作を台無しにしやがってアホンダラ!という感じで。

とにかくそういう不安ばかりの中で観に行ったのですが、見事に全て杞憂、客を選ばない、かなり多くの人が純粋に且つシンプルに楽しめるであろう良作に仕上がっておりました。

ただねぇ、2点ほど、ちょっとどーなんだ?という事柄がありました。