オリンピック。

1988年 ソウル五輪のボクシング競技バンタム級の試合で、韓国の辺丁一選手陣営が判定に抗議してレフェリー殴りかかり、しまいにゃ大乱闘になった、なんてことがありました。
韓国アマチュアボクシング界、ひいては韓国スポーツ界最大の汚点、ってなことになってる由ですが、まぁ肩持つわけじゃないですがこの試合、誰がどう見たって辺丁一選手の圧勝でした。だからってブン殴って良いわけじゃないですが、ちょっぴりだけは同情の余地があるよな、と思った次第です。
 
なんでまたこんなことになってしまったかと言うと、この試合・・・に限らず、どうやら多くの五輪競技の審判は、必ずしもその競技に精通してる人がやってるとは限らないんですね。
この辺vsブルガリアのナントカって選手の試合においては、ジャッジはそれまでボクシング競技に携わったことのないメンツだったとか。確かそのうちの一人は、ボクシング競技自体をこの試合まで観たことが無い人だったような話も聞きました。そのスジから。
  
なにがいいたいかというと、五輪というのは、スポーツ競技会としては必ずしも「優秀」なものでは無いんだよな、と。
毎回意味不明な採点、判定が取り沙汰されますよね。
 
ちなみに上述した辺丁一選手は、プロ転向後WBCのバンタム級王者になり、その後日本で薬師寺保栄選手の挑戦を受け、破れてタイトルを明け渡します。
でもって薬師寺は辺から奪ったこのタイトルに挑戦してきた辰吉丈一郎を、この年の年間最高試合となるベストパフォーマンスでもって退けて防衛に成功し、という流れになります。

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