いろいろあるらしい。

以下は毎日新聞からの引用です。2月6日22時01分サイト記載の記事。
名古屋市千種区に本部のある中学受験専門進学塾「西塾」(水野正雄代表)は6日、児童2人分の入試願書を出し忘れたと発表した。該当する中学の入試は7日に行われるが、2人は受験できなくなった。
 西塾によると、児童の願書は塾側で取りまとめ一括して中学校に郵送している。出し忘れたのは、名古屋市内の私立中を志望する2人の児童の願書。2人は同中の願書取りまとめ担当者が勤務する教室の児童で、担当者は他教室の志望児童10人分は郵送したが、自教室の2人の願書を封筒に入れ忘れたという。

・・・願書くらい自分で出せ!みたいな意見もあるでしょうが、塾側に「こちらで出しときます」って言われたら、親としては、そうですか、それじゃよろしく、となりますわね。
でもって、その末に、出すの忘れましたすんません、ってんじゃ、そりゃ親&子どもとしたらやり切れないですね。
その是非はともかく、特に中学受験ってのは、遊び盛りの子どもらがその貴重な時間を削って受験勉強したりなんかしてチャレンジするわけですからね。それがパーになっちゃうわけですからね。これは切ないですね。
クドいようですが、その是非はともかく、ね。


しかし・・・そうか、最近じゃ塾が願書提出までやっちゃうのが、まぁ普通までいかなくとも、かなり当たり前なことになってるんですかね。
保護者らの中で「塾」の占める割合は、私などの想像以上に多いのかもしれません。
小学校の存在意義が、彼らの中でガンガン希薄になってる、その事柄の象徴な気がします。
小学校に限った話では無いですが、学校の授業内容では進学できない、ってのは、考えたらオカシな話ですわなぁ。
有名校に進学するためには、学校の授業だけではダメだ、と。
この理由は、単なる競争原理ってだけの話ではなく、もっと具体的な理由・・・学校で教わるレベル、ことによると学校で学べる範囲の外から問題が出ちゃうから、なんですってね。
それじゃ誰も学校なんか信用しないわなぁ。少なくとも学校に権威は感じないですよね。
他方。
考えたらこの手の塾としたら、ウチの塾に通ってる子が○人も○○中に受かりましたよ!ってのが最高にして最大の宣伝ですからね。とにかく、有名私立中に入って欲しい、と。
今回の「事件」、その志向というか指向の具現化、というような感じでしょうか。
今回、被害?に遭われた方、人間万事塞翁が馬、ってことで・・・すまないのかな。どうなんだろう。

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