とうとうここまで来ましたか、と。

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http://beauty.oricon.co.jp/news/73302/full/
だそうです。
例えばTV。
・・・TV制作者というものは、常に「面白いもの」を探してるわけです。それは単に既存の番組の「ネタ」であったり、もしくは盤気味企画そのものであったり、とにかく常に彼らは「なんか面白いものはないかしら」と、鵜の目鷹の目だったりするわけです。
この姿勢そのものは至極真っ当なもので、商業映像制作者として当然の「性質」です。ですが・・・まぁこれも必然、悲しき必然なのかもしれませんが、昨今はどうにもこうにも、そこに安直さが見えすぎて醒めてしまいます。
例えば、日本語のたとたどしい外人のしゃべることって面白いな、とか、ちょっとボケの入ったお年寄り観てると面白いよね、とか、酔っ払いの様子みてると笑えるね、とかね。
で、こういう類の「面白さ」は、メディアが求めるものとしては、ちょっと安直に過ぎるかな、という気が、私にはします。例えウケてるとしても、これはメディアとしては禁じ手なんじゃなかろうか、と。


しかしながら、このベクトルはもはや留まるところを知らず、最近じゃなんだか、とうとう「バカを笑う・哂う」みたいなとこまで到達してしまったみたいですね。
ちょっとおバカで、なおかつ若くて可愛い娘、これはウケる!と思ったんでしょうね。キャバでも行って思いついたんでしょう。
かくして「ちょっとおバカで、なおかつ若くて可愛い娘」が、それそのものをウリにして、あろうことかCD出したりなんかして、紛う方無き「人気者」になってたりする昨今です。
安直に面白がれる対象を探し続け、とうとう「ちょっとおバカで、なおかつ若くて可愛い娘」まで到達してしまったわけですが、じゃあ次の段階として、彼らはどういう「面白いもの」を探してくるんだろうか、と、私は常々考えて・・・というか、予想を試みたりしたんですが、その度に、“もうここまできたら、モノホンのキ○○イを笑うしいかないんじゃね?”という結論に達したものです。
でもまぁ、まさかそこまではやんないよな、仮にもメディアとしてそこまでやっちゃったらオシマイだな、と思ってたんですが、この件の「元人気グラビアアイドル」だとか、ちょっと前に騒がれた「某落語家の元妻」だとかのメディア扱われ方を見てると、どうやらホントにそういうところまで到達してしまったのかもしれません。
今回のこの「元人気グラビアアイドル」の、この記事で採り上げられてるイベントの動画を観る機会がありましたが、こりゃ尋常じゃありません。明らかに病んでるじゃありませんか。
そういう病んでる人を面白がって論うのは、もはや娯楽でもなんでもない、単に「下品」ってだけのものです。それでしか無い。
そういう意味で私はこの「元人気グラビアアイドル」に同情します。
さてさて、じゃあ、この先メディアが「面白がる」のはどんな事柄か。
・・・これはですね、このベクトルの行く先には、もはや「他人の死を哂う」みたいなことしか無いんじゃなかろうか、と思うんですね。いやホントに。

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