2010年4月11日

「タブー」について。

以下は4月10日の読売新聞からの引用になります。

長崎県五島市の県立五島高(前田功校長、602人)で3日、まゆ毛を剃(そ)るなどしていた新入生21人を、教諭らが約3時間正座させていたことが分かっ
た。
 生徒に不適切な発言をした教諭もおり、学校側は後日、生徒や保護者に謝罪した。
 同校によると、3日は同校ホールでオリエンテーションが行われ、教諭約20人が新入生200人の服装や髪形などを検査。校則違反があった生徒23人のう
ち足を痛めていた生徒らを除く21人に反省文を書かせ、全員が書き終えるまで約3時間にわたって正座させた。
 女子生徒に「男の気を引きに来たのか。そのために学校に来たのではないだろう」と発言した男性教諭もいたという。
 同校は8日の入学式後、正座をさせた生徒と保護者に「教育を逸脱した長時間の正座をさせてしまい、不適切な発言もあった」と謝罪。上田克教頭は「不適切
な指導だった。再発防止策を検討していきたい」としている。

・・・はー、いくらなんでも、

> 校則違反があった生徒23人のうち、足を痛めていた生徒らを除く21人に反省文を

> 書かせ、全員が書き終えるまで約3時間にわたって正座させた。

こんなことが「問題」になって、しかも天下の読売新聞の記事にまでなっちゃうってのは、さすがにちょっとおかしいなぁ、と思うわけです。どう考え
ても違和感がある。

「約3時間にわたって正座」ってのも、いわば結果論で、全員が書き終えるのに3時間かかったってだけの話でね。

そもそも彼等は校則違反してるわけなので・・・それを全面的に肯定するつもりも無いですが、まぁ何らかの「罰」が発生するのも必然、むべなるか
な、と思うんですよ。

ただですね、

> 「男の気を引きに来たのか。そのために学校に来たのではないだろう」と

これはちょっとマズいかもな、とも思ったりします。

というか、実はここが全ての発端であり元凶なのではなかろうか、とも思えます。

もっと言っちゃうと、こんな事さえ言わなかったらさして問題にもならなかったんじゃ?と。

その口調やタイミングにも拠りますが、不用意に女性の「性(性欲)」の核心に触れてしまうのは、これは基本的なデリカシーの問題としてタブーなん
じゃないかと思うんですよね。

少なくとも普通この辺については・・・さっき「口調やタイミング」と書きましたが、空気を読んで発言するものですよ。

っていうか、そもそも17、8歳の娘にこういうこと言ったらアカンでしょう。これは教師とかナンとか以前に、男として・・・いや、人間として。

こういういわばセクハラまがいの発言が無かったら、恐らくここまで大事になることもなかったんじゃないかな、と思いますね。

ついでに言うと、こういう事を言って良いか悪いかという判断力こそが社会性の礎でありますからね。

世の「教師」の皆さんには、どうか基本的な社会性を備えた上で教職に就いて頂きたいものです・・・ってのは話を広げすぎですかね。

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ヒゲその他。

以下は4月10日の読売新聞からの引用になります。

長崎県五島市の県立五島高(前田功校長、602人)で3日、まゆ毛を剃(そ)るなどしていた新入生21人を、教諭らが約3時間正座させていたことが分かっ
た。
 生徒に不適切な発言をした教諭もおり、学校側は後日、生徒や保護者に謝罪した。
 同校によると、3日は同校ホールでオリエンテーションが行われ、教諭約20人が新入生200人の服装や髪形などを検査。校則違反があった生徒23人のう
ち足を痛めていた生徒らを除く21人に反省文を書かせ、全員が書き終えるまで約3時間にわたって正座させた。
 女子生徒に「男の気を引きに来たのか。そのために学校に来たのではないだろう」と発言した男性教諭もいたという。
 同校は8日の入学式後、正座をさせた生徒と保護者に「教育を逸脱した長時間の正座をさせてしまい、不適切な発言もあった」と謝罪。上田克教頭は「不適切
な指導だった。再発防止策を検討していきたい」としている。

・・・はー、いくらなんでも、

> 校則違反があった生徒23人のうち、足を痛めていた生徒らを除く21人に反省文を

> 書かせ、全員が書き終えるまで約3時間にわたって正座させた。

こんなことが「問題」になって、しかも天下の読売新聞の記事にまでなっちゃうってのは、さすがにちょっとおかしいなぁ、と思うわけです。どう考え
ても違和感がある。

「約3時間にわたって正座」ってのも、いわば結果論で、全員が書き終えるのに3時間かかったってだけの話でね。

そもそも彼等は校則違反してるわけなので・・・それを全面的に肯定するつもりも無いですが、まぁ何らかの「罰」が発生するのも必然、むべなるか
な、と思うんですよ。

ただですね、

> 「男の気を引きに来たのか。そのために学校に来たのではないだろう」と

これはちょっとマズいかもな、とも思ったりします。

というか、実はここが全ての発端であり元凶なのではなかろうか、とも思えます。

もっと言っちゃうと、こんな事さえ言わなかったらさして問題にもならなかったんじゃ?と。

その口調やタイミングにも拠りますが、不用意に女性の「性(性欲)」の核心に触れてしまうのは、これは基本的なデリカシーの問題としてタブーなん
じゃないかと思うんですよね。

少なくとも普通この辺については・・・さっき「口調やタイミング」と書きましたが、空気を読んで発言するものですよ。

っていうか、そもそも17、8歳の娘にこういうこと言ったらアカンでしょう。これは教師とかナンとか以前に、男として・・・いや、人間として。

こういういわばセクハラまがいの発言が無かったら、恐らくここまで大事になることもなかったんじゃないかな、と思いますね。

ついでに言うと、こういう事を言って良いか悪いかという判断力こそが社会性の礎でありますからね。

世の「教師」の皆さんには、どうか基本的な社会性を備えた上で教職に就いて頂きたいものです・・・ってのは話を広げすぎですかね。

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井上ひさしさん死去=作家・劇作家、「吉里吉里人」など

思い出してみると、初めて買った新潮文庫が「ブンとフン」でした。氏の「処女長編」だそうで、小学4年生時分のワタクシは繰り返し繰り返し読んだもので
す。初めて書いた読書感想文もこれだった気がします。

続いて「ドン松五郎の生活」。これも新潮文庫でしたが、イヌの名前として「ドン松五郎」というのは秀逸というかなんというか。とにかくこれも堪能
致しました。

「天才」と「キ○ガイ」は紙一重とか言いますが、後年はその内包する「キ○ガイ」的な部分が殊更にクローズアップされすぎたきらいがありますね。
そんな気がします。常軌を逸した遅筆っぷりだとか、園遊会への出席だとか、また元妻へのDVの件、これなぞはもはや誰が・なにがホントかウソかわかりませ
ん。「元妻」女史の「暴露本」も読みましたが、「羅生門」状態です。

なにしろ、いわゆる普通人のモノサシで収まる人ではなかったんでしょうね。それは創作者としてありがちなことで、殊更に誹って良い話ではありませ
んん。

「羅生門」っていえば、黒澤明作品への傾倒?についても印象的でした。

確か文春だかで「七人の侍」について”今まで50回観た、あと50回観るまでは死ねない”とおっしゃってましたが、わが意を得たり、ということで、この言い回しは使わせて貰ってます。

つい先日・・・昨日とか一昨日だかに療養中云々の記事が出たばかりです。

こういう死に方をしない人だと、なんとなく、何の根拠も無く思っておりましたので、逝去の報は意外というか、まぁビックリです。

合掌

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