浜の真砂が尽きても世間話のネタはつきない。-その2

先日、今日は一日中世間話して終わった感じ、なんていう書き込みをしましたが、今日も今日でやってしまいました。先日の書き込み時は複数の方々との邂逅で、いわば「世間話ツアー」だったわけですが、今日はおひとり。弊社車両や機材の保険関係のことで来社した保険屋のおばちゃんというかおねえさんと3時間ほど長話してしまいました。
 
なんでこのクソ忙しいさなかに長話したかというと、今回はちょっとした理由がありまして、このおねぇさんだかおばちゃんだかは、どういう理由か知りませんがいわゆるシングルマザーで、今年小学校入学の息子さんがおられるんですね。
即ちこの夏が初めての「夏休み」だったわけですが、子どもが休みだと母親はタイヘンだねぇ、ラジオ体操で早起きしなきゃなんないしねぇ、などと話しましたら、ラジオ体操には一回も参加してないってんですね。
なんで参加させねぇんだ、そんなに早起きがイヤなんか、地域交流の場に子どもを参加させるのは有意義なことだとオレは思うぞ、ひょっとしてオマエはコンビニで店員に土下座させちゃうタイプか、ってなことをもっと柔らかい言葉で話したのですが、真相はそういうところには無く、母子寮に住んでると、早朝のラジオ体操には参加不可能だってんですね。
 
どういうことかというと、その界隈の母子寮はPM10:00からAM7:00までは寮から外出禁止で、ラジオ体操はAM6:30からなので必然的に参加できない、実際母子寮の子は誰も参加してない、との由。
夏休み期間だけAM6:30っから外出可能、とかそういう感じのフレキシブルな対応は出来ないものなんだろうか、と思ったのですが、要するにこういう理由では、恐らくは地方公務員であろう寮母さんの労働条件を変えられない、ってことなんですね。
 
かくして、この息子さん(6つ)は、母子寮住まいであるという、ただその一点だけのために、ラジオ体操に参加して、あとハンコいくつでノートをゲットだ、とか、終わったらそのまま遊びに行こうぜ!とか、そういう邂逅の機会が失われてしまってるわけですね。
不憫な話です。
そもそも、なぜ「母子寮」に「門限」があるのかもオレにはよく分からないのですが、どういう理由にせよ、母子寮の住民には、ラジオ体操に参加する権利は与えられて無い、と。
大げさなようですが、まぁ間違って無い。
 
ついでにいうと、この母子寮のあたりはゴミの収集がAM6:30くらいに来るんだそうで、ゴミ出しに非常に困ってる由です。
前の日の晩に出したらダメだとすると、言われてみりゃ確かにゴミを出すタイミングが無いんですね。
溜まったらオレんとこに持ってきたらまとめて捨てとくよ、と話したのですが、考えたら家庭ゴミってのはプライバシーのカタマリですので、他人に託すのも抵抗があるよねぇ。万一オレがヘンタイだったら中身漁ったりしちゃうもんね。

ということで・・・最近、生活保護受給者がオイシい思いしすぎなんじゃねーか、などと、いわゆる社会的弱者とされてる類の人らが不当にモンク言われがちな感じがありますが、事程左様に、なんじゃないのかね。