食に関して。

新卒で入った会社で、ある時オンライン編集(!)のアシスタント(?)に当ったことがあります。

3日間に渡って行われたのですが、昼メシの弁当発注という重要業務がオレの担当でした。

で、初日に頼んだKAKIEMONの「和風ハンバーグ御膳」がメチャクチャ美味かったので、翌日も翌々日も同じのを頼んだら、ディレクターの先輩にそりゃもう猛烈に、メチャクチャに怒られまくったのでした。

「なんで同じもの食わすんだ!!!」と。

なんでって、美味かったからに決まってんじゃんか、と内心思ってたのですが、3日間同じ昼メシを食わされるのは一般的には不快なことなんだな、ということをオレはそこで学んだ次第です。

それから約10年後、某CATV局の番組で、江戸三大祭本祭生中継のチーフになった際、後輩の若者に昼メシの弁当発注という重要業務を担当させたことがあります。

やはり3日間に渡るロングランだったのですが、初日の「ビビンバ・カルビ弁当」が猛烈に美味かったのでその旨を伝えたにもかかわらず、2日目が違う弁当だったので、オレはそりゃもう猛烈に、メチャクチャに怒りまくったのでした。

「なんで違うもの食わすんだ!!!」と。

……と、ここまでは以前にも書いたと思います。っていうかこれはオレのいわば持ちネタとしてあちこちで喋ってるのですが、こないだフト思い立って調べたら、KAKIEMONってもう無いのですね。90年代中頃までは「高級宅配弁当のリーディングカンパニー」だったらしいですが、なんかもうとっくに無いんだとか。

もうちょっと粘ってりゃコロナ禍の折ニーズもあったろうになぁと思いますが、なにしろあの和風ハンバーグ御膳を味わう機会は永遠に失われたわけです。

で、こりゃタイヘンってことで、改めてかつて某肉店で毎度毎度買ってたビビンバ・カルビ弁当を調べたら、店はあったけどもうメニューに無かった。「月日は百代の過客にして」ですね。もうあの死ぬほど脂っこい弁当を口にすることは叶わなくなった、と。

月日は百代の過客にして、と書きましたが、行き交ふ年もまた旅人なり、つまり、往々にしてまた別のナニゴトかと行き交ったりもするものです。

もはやオレがなにも言わなくてもほぼ自動的に替え玉してくれ、また辛子高菜漬をどれだけ入れても文句を言われない、あの某店のニンニクトンコツラーメンさえあれば、今はなにもいうことはありません。おとなしくしてればナニゴトかと行き交えるものですね。ちなみにこれは代々木ってか千駄ヶ谷にあるお店ですが、かれこれ20年、ここではニンニクトンコツラーメン以外食ったことがありません。

ところでここ数日、夕刻から夜半になるとなんだか頭に疼痛、ややめまいなどがあります。なにを隠そういまもそうです。

風邪かなぁなどど思ってましたが、もしかしたらこれは、先だってに購入しバリバリ使用している火鉢による軽い一酸化炭素中毒なのではなかろうか。

換気は大切です。