facebookのタイムラインがサルの動画ばかりになってる件など。

相変わらず我がfacebookのTLにはサルばかりが並んでいます。カニクイザルとブタオザルとオランウータンがざっくり6:3:1くらいの割合です。以前も書きましたがタイとかカンボジアにはこのうちの前者2種がやたらめったらいるようで、でも敬虔な仏教国であるかの国では駆除(=殺生)という選択肢は取らないので、もう増えまくりな由。各集落のマーケットではそこそこ洒落にならないレベルの猿害が発生してるんだそうで。

とにかくTLにはサルの動画ばかりです。大抵ペットとして飼われてるもので、オムツ替えだとか風呂だとかの動画がもっぱらですが、そういう中にはガチ虐待してる動画も少なくありません。ボッコボコにブン殴り続けられ、前歯を折って口から血を流してる様子だとか、水にたびたび沈められてたりとか、その種類はさまざまです。さすがのオレサマもちょっと引きます。

サルっていうのは、群れにおける他者との関係性において「並列」っていう概念が希薄なのだそうで、要は屈服するかされるかというところにしか落とし所が無い由。

その原理はつまるところ暴力で、野生の猿でも特定の1匹に対してやたら噛み付いたりなんかしてるのをよく見ますが、傍で見ると無意味に見えるあの暴力も、その実、生存のためのピラミッド構築のために極めて有意義な行為だってわけです。

たちかえってペットの場合、こりゃどうしても人間さまがサル側より上位に立たなきゃなりませんので、その為に必要なのであれば必要な分だけの暴力もやむなし、なわけです。

その善悪はさておき、猿回しの猿はその飼い主によって「根切り」といって必ず一回半殺しの目に遭わされるんだそうです。そうしないと言うことを聞かないから、とのこと。しばしば半殺しに失敗して「全殺し」になっちゃうことも無くはないらしいですが、そのときはそのとき、という感じなんでしょうきっと。いや知らんけど。

猿回しのレベルまで行かんでも、ある程度の躾としての暴力は仕方ないとして、それと単なる虐待との境目、これは難しいですね。もしかしたら躾としての暴力を一切しないって方が「虐待」になる可能性だってあるでしょうし。

そんなわけで、今回も「これは難しいですねぇ」とかいうところでなんの結論も導き出すことなく終わります。