「危うきに近寄らず」から。

ネット内であろうがリアルであろうが、また正誤や善悪を越えて、あからさまに自分と価値判断基準・価値観の違う人とは関わるべからず、です。君子危うきに近寄らず。世の中の「危うさ」の大半はとりもなおさずこの価値判断基準・価値観の違いからくるものでしょう。

とはいいつつこれ、タイミングの問題はありますかね。

価値判断基準・価値観が確立するのは何歳くらいでしょう。ひとによるっていえばそうですが、なにしろこれは確立してからの話で、自己帰属意識が曖昧なうちに「危うきに近寄らず」では、これはヘンクツに過ぎるとも言えましょう。ヘンクツなガキはロクな大人になりません。同様にいいトシして曖昧なままの大人はもっとロクでもない。

江戸時代の武士だとだと「元服」が厳然とした分水嶺で、これにはいやもおうも無かった由。

ちなみに同じ霊長類であるおサルさんたちの中では、母乳が不要になった瞬間がそれにあたるようです。

ホモ・サピエンスにはそういう明確なものはあんまし無い感じですねぇ。少なくとも近代以降は。

その辺の曖昧なのが影響してか、ここ数年上記の「ヘンクツなガキ」と「曖昧なままのオッサン・オバチャン」が目立ちませんか。特にSNSはそういう種類の方々との親和性が高いようで、両極のロクでもない感じの方が殊更多い気がします。

こう書いてるオレもその仲間かもしれないので、気をつけようと思います。

って……ああ、そうか。我々の採るべき道は「ひとのふり見て我がふり直せ」なのですね。

「我がふり」を直そうと思い至らしめる「ひとのふり」は、間違いなくあからさまに自分と価値判断基準・価値観の違う人のものでしょうから、ここで文頭に戻るわけです。丸くおさまった。

ということでまもなくMP4出力が終わります。

考えたらブラウザ開いたりしてたらその分リソースが食われて出力処理が遅くなったりするんですかね。どうなんでしょうか。