その他

普通の生活してたんじゃとても遭遇出来ないような人について。

世の中にはテレクラやら出会い系サイト経由やらでないととても出会えないような人がいる・テレクラやら出会い系を介すると普通の生活してたんじゃとても遭遇出来ないような人と、しかも結構頻繁に出くわしたりする……と、90年代後半に当時の同僚から突拍子もないエピソードとともにさんざん聞かされたものです。具体的にはとても書けませんが、おそらくこの投稿を読んでいる皆さんが想像するより数倍は「突拍子もない」です。いやホントに。

で、そういう人は普段はどこでどうしているんだろう、とずっと思ってたのですが、よく考えたら各種SNSにはいっぱいいるんだよな、と。

キレるポイントが摩訶不思議な人とか、間尺にあわないことでヒステリックになってる人とか、ただただイキってる人とか、明らかな変態とか、外見がありえない感じの人とか、そういうタイプには普通の生活してたらめったにお目にかかれないですが、なんだSNSにはいっぱいいるじゃんかよ、というね。

ヤバい人の可視化ツールとしてSNSは高いレベルで機能していますね。逆にいうと、少なくとも我が国では、SNSというのはひと昔前のテレクラやら出会い系サイトと同じベクトル上にあるのかもしれません。実際「パパ活」とかいうことでTwitterもといXで売春相手を探してる男女のなんと多いことか。SNSでそういうことをして無事でいられるほどこの媒体に秘匿性は無いってことくらいちょっと考えればわかりそうなものですが、いいトシしてそんなことにさえ思いが至らないアレな方々の多さ。

なんにしても、オレんとこには寄ってこないで欲しいと思ってやみません。アレな人同士のコミュニティでコトを済ませて完結していただきたいものですが、極めて残念なことにSNSという媒体は妙なレベルで平等なんですよね。困ったものです。

もう寝ます。

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昭和が遠くなったという話。

我が母校である東京都江東区立平久小学校。おそらく昭和51年頃に取り壊されたはずの旧校舎には、壁という壁に人の形、また手のひらの形の「しみ」がありました。いやそりゃもう外壁のあちこち、そこかしこにあったので、覚えておられる方も多いでしょう。っていうかオレの同学年プラマイ3年くらいの方であれば覚えてなきゃウソですね。

その正体は、東京大空襲の際に焼夷弾で焼かれた人たちが壁にもたれたり手をついたりした際に付いた脂の跡なのでした。ってそれを知ったのは後年のことで、在学当時も何回か先生に聞いたことがあったのですが、なんかウヤムヤというか、なんとなく口を濁してはっきり教えてくれなかった記憶があります。

なにしろ残っていれば間違いなくこれらは貴重な戦時遺跡になったはずです。しかしながら残念なことに昭和中期の頃はそういうことに無頓着だった由。保存するような話は一切無かったようです。実にアッサリと壊され、整地され、現在に至っています。

深川ギャザリアに面する道沿いにあったのですが、当たり前ですが当時の、そしてもちろん戦禍の面影はもはやカケラもありません。

終戦後約30年経過の当時は、まだまだ戦中の記憶を生々しく抱えておられた方が中年・壮年期。いまいましくまた辛い痕跡はあまり口にしたくない・トットと壊してしまいたい、ってな感情というか感傷も、意識無意識に限らずどこかにあったのでしょう。
また俯瞰するに時はまだ高度成長の途上。過去の事どもによけいな頓着をせず、ひたすらな、思い詰めたような前進を社会に半ば強いられてたような空気が我が国に横溢してたってこともあるでしょう。はっきり教えてくれなかった先生にも、アッサリ解体許可を出したお役所の方にも。

いずれも、今にして思えば、という立ち位置での想像でしかありませんが。

門前仲町から東22系統の都バスに乗り、東陽町交差点にさしかかるあたりに、東陽町公園というそこそこ大きい公園があります。
いつだったか……もう30年近く前のことですが、このバスの中、オレが立ってる目の前の優先席に座っていたジィさん2人の会話が聞こえてきました。

“そういやここで燃やしたなぁ、戦時中”

“ちょっと掘ったらまだいっぱい骨が出てくるんじゃねぇかね”

とかなんとか。

空襲で亡くなった方の遺骸を生き残った方々がこの公園に集めて……っていうか山積みにして、ガソリンだかなんだかでもって一斉に燃やした由です。ジィさんらはこの「山積み」にした当人、すなわち生き残った側の人で、いわく、そうでもしないとどこも足の踏み場がなかった、とか。

「山積みにして一斉に燃やした」のがこの公園だけだったはずもなく、深川、城東地区のそこかしこで同じようなことが行われてたんだと思います。
ちなみにこの手の「遺骸で足の踏み場が無かった」という趣旨の話は、方々でいろんな方から聞きました。

オレが子供の頃は8月になるとさまざまな子供向け雑誌も一様に終戦記念号になったものです。
あの少年ジャンプも各連載漫画が普段と違う調子になりました。
トイレット博士でさえギャグ抜きの終戦記念篇になってました。スナミ先生が子どもの頃の戦争体験を思い出す、みたいな感じで。

今はそういう感じじゃないようですね。あの頃は作家も編集者もガッツリ戦争体験者な世代だったんですよね。

令和7年現在。
ジャンプはいつも通りだし、東陽町公園にも平久小学校にも、碑のひとつもあるわけじゃなし、です。
先の大戦についてのアレコレも、かくして時間経過という篩には抗えず、あえなく風化していく、ということなんでしょう。
考えてみればちょっとベテランの域に足を突っ込んだくらいの学校の先生でも平成元年生まれだったりしますからね。もはや一次的にこれらを伝えられる世代は現役ではありません。どうしたって二次的、三次的な立ち位置の方が、“じゃあ今日は平和についてみんなで考えましょう”とかやってるわけです。どうしたって説得力には差があるでしょう。

もちろんやんないよりはやる方が数億倍マシですが、残念といえば残念、また一次的な体験を聞く機会がまだあったオレの世代はある意味でラッキーだったんだな、と思う次第です。

バスの中で遭遇したようなジィさんらも、刻一刻と旅立っていかれています。今日NHKで広島原爆投下の特集番組をやってましたが、往時を知る人ってことで出演されてる方々、ほぼ皆さん90歳半ばでしたね。オレが子どもの頃は「おっさん」「おばちゃん」な世代がこういう話をしてたと思うのですが……そうですか、いつのまにかこれほどの時間が経過したのですか、と。
時間経過という篩には我々は無力、これには決して抗えないのであります。

せめて修学旅行には、たとえば知覧だとか、また都内であれば靖国神社だとか東京都慰霊堂だとかに行くべきじゃないですか。ディズニーランドやUSJなんぞに行ってる場合じゃないよな、と。
「修学」なんですからね。これらの施設etcは、もはやどんどん貴重化していってる各種の一次資料でいっぱいです。

原爆投下時の広島は暑かったらしいですね。って今年の夏ほどじゃなかったんでしょうけど。

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「危うきに近寄らず」から。

ネット内であろうがリアルであろうが、また正誤や善悪を越えて、あからさまに自分と価値判断基準・価値観の違う人とは関わるべからず、です。君子危うきに近寄らず。世の中の「危うさ」の大半はとりもなおさずこの価値判断基準・価値観の違いからくるものでしょう。

とはいいつつこれ、タイミングの問題はありますかね。

価値判断基準・価値観が確立するのは何歳くらいでしょう。ひとによるっていえばそうですが、なにしろこれは確立してからの話で、自己帰属意識が曖昧なうちに「危うきに近寄らず」では、これはヘンクツに過ぎるとも言えましょう。ヘンクツなガキはロクな大人になりません。同様にいいトシして曖昧なままの大人はもっとロクでもない。

江戸時代の武士だとだと「元服」が厳然とした分水嶺で、これにはいやもおうも無かった由。

ちなみに同じ霊長類であるおサルさんたちの中では、母乳が不要になった瞬間がそれにあたるようです。

ホモ・サピエンスにはそういう明確なものはあんまし無い感じですねぇ。少なくとも近代以降は。

その辺の曖昧なのが影響してか、ここ数年上記の「ヘンクツなガキ」と「曖昧なままのオッサン・オバチャン」が目立ちませんか。特にSNSはそういう種類の方々との親和性が高いようで、両極のロクでもない感じの方が殊更多い気がします。

こう書いてるオレもその仲間かもしれないので、気をつけようと思います。

って……ああ、そうか。我々の採るべき道は「ひとのふり見て我がふり直せ」なのですね。

「我がふり」を直そうと思い至らしめる「ひとのふり」は、間違いなくあからさまに自分と価値判断基準・価値観の違う人のものでしょうから、ここで文頭に戻るわけです。丸くおさまった。

ということでまもなくMP4出力が終わります。

考えたらブラウザ開いたりしてたらその分リソースが食われて出力処理が遅くなったりするんですかね。どうなんでしょうか。

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セルフ手術。

先だってにも書いたようにここ最近は角栓やらデキモノの膿etcを抽出する動画が我がTLに横溢しておりまして、一種のASMRとして就寝時のおともになってるわけですが、そういや昔オレ自身にも斯様なデキモノができて往生したことがありました。

オレの場合はおケツでした。大学4年の頃でした。最初はある種の違和感がある、という程度だったのですが、やがて日を追うにつれ、椅子に座るなんてもっての外、普通に歩くのもままならず、というレベルにまで到達してしまいました。

トットと医者に行けば良かったのですが、ちょうど卒業制作作品の制作真っ只中でそれが叶わず、ゆえに放置してたら、いよいよ動けないレベルになりました。

もう息するのも痛い、でも息をしないと死んじゃう、さあどうする?みたいな。

ああ、オレは痔持ちなのか、手術しなきゃダメなのか……と腹をくくったのですが、とにかく一度見てみようってことで恥ずかしながら鏡でおケツを見てみました。

そしたら、おケツの横っちょに、デカいデキモノが出来てた。

ああ、これが痛みの原因か、ってことはとりあえず痔ってわけじゃないんだな、と、わずかながら安心したりしたのですが、それでも痛いものは痛い。

でも当分医者に行くヒマは無い。

で、どうしたかというと、自分で肥後守で切ったんですね。

ブラックジャックも砂漠の真ん中で自分で腹を切って寄生虫だかなんだかを取り除いたりしてました。エキノコックスでしたかね。なにしろブラックジャックにできてオレにできないはずはない、という判断です。

※もしかしたら「肥後守」を知らない方もおられるのかもしれませんが、刃渡り10cmくらいの折りたたみ式ナイフっていうか趣としてはほぼ「短刀」です。

そりゃもう空前絶後の激痛でした。

で、スサマじい量の血と膿が、大げさでなく「噴出」しました。

激痛と大量の出血etcで、一瞬気が遠くなりました。失神するときってこんな感じなんだな、などと考えた記憶があります。

しかし、その激痛の波がいったん過ぎ去ったら、もうそれまでがウソのように痛みが引きました。

こんなことならトットと切っちゃえばよかったなぁ、と思ったものです。

ただ後で聞くと、医者行ったら麻酔してもっとラクに且つアッという間に切って膿etcを出してくれる&ヘタに汚い刃物etcで切ったりすると化膿しておケツ丸ごと切除しなきゃならなくなる、とのこと。

やっぱし無理してでも医者に行った方が良いと今は思います。

そういや10年くらい前、シーズン野田という方が脇の下にデカいデキモノができて往生しておられました。

医者行きたいけど保険証がないからどうしよう、などと悲しいことを当時おっしゃってましたが、その後どうなったんでしょうか。

この数年後、弊社アシスタント女子も同様に脇の下に巨大なデキモノができて、医者に行ったらこの部位には様々な神経や太い血管があるので手術はそこそこ難しいとか言われた由。

なんにしても早めの受診を、と思います。オレのおケツは今は結構です。

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公営ギャンブルに関する一考察。

今日は朝からキリギリスのように遊び回っておりまして、戻るのがこんな時間になってしまいました。疲労困憊です。

どこで遊び回ってたかというと朝から江戸川競艇場に行っておりまして、3Rから10Rまでの戦果が1勝7敗。これもこの疲労感というか徒労感の遠因です。

いうまでもなく江戸川競艇場でのレースはは旧中川、要するに普通の川で行われますので、平日の朝っぱらから集った博徒どもは必然的に「普通の川の土手」に座り込んで勝負の趨勢を見守ることになるのですが、10Rの終わった時点で、場内放送によると風速9〜11mの強風、またなんだかちょっと曇ってきたりしまして、そんな中で土手に座り込んだまま徒に軽くなっていく懐中を感じさせられるのに耐えられず、11Rの予選と12Rの記者選抜戦はパスした次第です。

懐中が軽くなっていくといっても、オレはせいぜい1Rにつき5、600円くらいしか投資しませんので、まぁ損害といっても言うほど大したものではありません。ザックリ思い返すに、多分マイナス2000円くらいなんじゃないか、と思います。

でも、ちょっとその辺に落ちてたハズレ舟券、3連単に6桁ほど突っ込んでたりするのがチラホラありました。まぁすんごいお金持ちな可能性も無くはないですが、そういう金持ちは川沿い土手席で観戦したりせず2500円ほど払って特別観覧席でもってやってると思うので、この落とし主のことを思ってなんとも言えない心持ちになったものです。

舟券購入機のあたりでなんだかブツクサ言ってる方が多かったですが、ありゃ6桁突っ込んだクチかな、だとしたらそりゃブツクサ言いたくもなるよな、と。

だいたいですね、ちょっとマニアックな話になりますが、他の場所はいざ知らず江戸川競艇場というのは前述のように普通の川でレースが行われますので、やれ上げ潮だ下げ潮だ、またレース直前に屋形船やなんかが通ると想定外の波が立ったりして、とにもかくにも不確定要素というか不確実性が高いのです。

レース本番時に水底で草魚みたいなデカい魚が動いたりして水面が乱れたら、もう選手としての実力も実績も、船のエンジンやプロペラの調子もハチのアタマも無くなり、全ての結果は運、巡り合わせの問題となります。

さらにマニアックな話をしますと、江戸川競艇場はピットからスタート待機位置までの距離がエゲツなく短いので、その理由は割愛しますがスタート時のコース取りに駆け引きの余地がほぼありません。今日もほぼ全レースで、1〜6号艇がスタート時にきれいにそのままの順で並んでのスタートとなりました。意表をついて1号艇がアウトに廻るとか、そういう技術が発揮できるレース場では無いのです。

同じ公営ギャンブルでも競馬なんかは事前研究が大いにモノを言うような気がしますが、そういう意味で競艇、ことに江戸川競艇場でのレースは、ホントに「ザ・バクチ」という感じです。なので、そんなのに6桁突っ込むヤツはどうかしてるとオレは思います。

でも、その辺がわけわからんようになってしまうのがギャンブルの怖いところですね。

怖いものにはできるだけ触れないのが吉です。

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わけわからん動画がfacebookのTLを埋め尽くしつつある件。

先日我がfacebookタイムラインが猿、サルの動画で埋め尽くされてると書きましたが、それに加えて一昨日くらいから別種の動画が割り込んできています。

どんなやつかというと、角栓。「かくせん」ですね。毛穴になんか薄黄色いのが詰まるやつ。あれを取ってるさまの動画です。

鼻の両翼?にまたがって、なんかシールみたいなのを濡らして貼って、乾いてから剥がすと生まれたての毛ジラミみたいなブツブツが毛穴から抜ける、っていうやつがあるじゃないですか。使用後写真を見たことがある方も多いと思いますが、あれのシャレにならんくらいデカい、ってことは素人判断ではありますが明らかにあれより重篤なやつバージョンの動画です。

具体的には超巨大な角栓(場合によっては角栓「群」)をひとつひとつマメにピンセットやらでスポッと抜くさまをひたすら撮ってる動画です。

まず、どの部位なのかわかりませんが、なにしろポツポツと黒い大小の斑点のある皮膚がドアップで映し出されます。

もうこの時点でグロい。あまりにもグロいのですが、やがてそこになんかプラスチックっぽいヘラみたいなのと、ピンセットらしきものがやおらフレームインします。

そして、その黒い斑点の表面をちょっとゴソゴソしたかと思うと、ヘラでもってその周囲がちょっとグイッと押されます。

すると、前述のような孵化したての毛ジラミ、もしくは長野あたりに行くと珍味とかいうことでしばしば出されたりするハチノコの調理前みたいなのがニュルニュルニュルッと顔を出し、出切ったところをピンセットで除去。

これが大抵の場合数十回繰り返されます。

で、最終的には、全部取り切った!ってなことで、取り出されたそのハチノコ群がまとめて映し出されます。

また別バージョンでは、明らかにヤバいサイズのおデキ。

まずメスで表面をちょっと切ります。

すると、とんでもない勢いで……そうですねぇ、ありゃ要するに「膿」、ウミなんでしょうねぇ。それが勢いよく吹き出ます。

勢いがよいから当然カメラのレンズにも付着します。

あのカメラはその後どうするのかな。オレだったら二度と使う気にはなりませんが、作業は臆することなく続きます。

あと昨日いくつか見かけたのは、耳の穴の中にこの「黒い斑点」があるやつね。

どうしたら耳にあんなのができちゃうのか摩訶不思議ですが、格闘の末、これはケジラミやハチノコどころじゃない、ウルトラQのバルンガみたいなのが血と体液にまみれた状態で引き抜かれます。サイズ的には完全に耳の穴がふさがるレベル。

枚挙に暇がありませんが、こういう動画がTLを埋めつつあるのです。

で、オレはそれらを固唾を飲んで見つめるわけです。うわこれはスゴい!とか感嘆しつつ。

facebook上で公開されている動画なのでここでシェアしたって良いわけですが、見ようによってはっていうか普通に単なるグロ動画で、こういうのに抵抗を感じる方も多かろうと思うのでここでは差し控えます。

大抵の場合“HAVE A GOOD DAY🥰”とかっていうなかなか諧謔に富んだコメントが添えてあるので、興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。

っていうかなんでこんなのが、ある日突然、しかも「あなたへのおすすめ」とかいうことでオレのTLを埋めるにまで至るのか。どういう仕組みになってるのでしょうか。

最近は寝る前にこれを観るのが習慣となってきています。一種のASMRですね。

でもホントにグロいのでオススメはしません。

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今日は高峰秀子さんのお誕生日です。

今日3月27日は高峰秀子さんの誕生日なんだそうです。確か東日本大震災を知らずに亡くなってて、享年が80ナンボだったはず、というようなことでちょっと調べたら、ご存命なら今日で99歳、つまり来年は生誕100年ってことになるんですね。

どの出演作もやたらめったら名作揃いな高峰秀子ですが、オレ的には「綴方教室」が印象的です。子役時代ですね。そりゃもう名演でした。

四つ木の川っぺりのあたりが舞台のおはなしですが、この界隈の街並み及び主人公の少女の家のボロさに驚愕します。誇張でもなんでもなくあのあたりは、っていうか当時の東京下町はどこもあんな感じだったそうですが。

当作のベースとなった「綴方」を書いた少女は、原作本の印税をまるっきりもらえなかったりなど紆余曲折、様々な経験を経て、最終的には共産党員になられた由。

関係ないですが共産党っていえば、落語の「寝床」で、雇用主である旦那さんのヘタクソな義太夫を毎度ムリヤリ聴かされるのに辟易した番頭さんが、あげく

“とうとう共産党に入っちゃいました”

っていう下げのやつがありますね。

志ん朝だったと思いますが、今それで演ったらちょっと炎上しちゃうかもしれませんね。

っていうか当時は大丈夫だったんですかね。

共産党についてはちょっと置いといて、とにかく来年は高峰秀子生誕100年です。

高峰秀子はあまり知られていない作品の中にやはりやたらめったら佳作が埋もれています。

「愛の世界 山猫とみの話」とか「花つみ日記」とか「虹立つ丘」などはもっと評価されて良い。これらは日本国民必見だと思います。

あと「秀子の應援團長 」って作品があるのですが、クレジットを見るとスタルヒンだとかタイガースの景浦将だとかが出てるんですよ。出てるどころか普通にプレイしてる由。もはやプロ野球アーカイブとしても超絶貴重です。

高峰秀子はナントカってプロ野球チームの応援団長。わけわからん設定ですが、これまた名作らしいんだよな。

またまた関係ないですが「エノケンのホームラン王」って作品では、巨人の川上哲治が「若手スター」として出てます。もちろんプレイシーン、また結構な割合で芝居シーンもあります。これまた貴重。でも芝居はヘタ。

とにかく、生誕100年記念ってことで、どっかでまとめて特集上映されませんかね。

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facebookのタイムラインがサルの動画ばかりになってる件など。

相変わらず我がfacebookのTLにはサルばかりが並んでいます。カニクイザルとブタオザルとオランウータンがざっくり6:3:1くらいの割合です。以前も書きましたがタイとかカンボジアにはこのうちの前者2種がやたらめったらいるようで、でも敬虔な仏教国であるかの国では駆除(=殺生)という選択肢は取らないので、もう増えまくりな由。各集落のマーケットではそこそこ洒落にならないレベルの猿害が発生してるんだそうで。

とにかくTLにはサルの動画ばかりです。大抵ペットとして飼われてるもので、オムツ替えだとか風呂だとかの動画がもっぱらですが、そういう中にはガチ虐待してる動画も少なくありません。ボッコボコにブン殴り続けられ、前歯を折って口から血を流してる様子だとか、水にたびたび沈められてたりとか、その種類はさまざまです。さすがのオレサマもちょっと引きます。

サルっていうのは、群れにおける他者との関係性において「並列」っていう概念が希薄なのだそうで、要は屈服するかされるかというところにしか落とし所が無い由。

その原理はつまるところ暴力で、野生の猿でも特定の1匹に対してやたら噛み付いたりなんかしてるのをよく見ますが、傍で見ると無意味に見えるあの暴力も、その実、生存のためのピラミッド構築のために極めて有意義な行為だってわけです。

たちかえってペットの場合、こりゃどうしても人間さまがサル側より上位に立たなきゃなりませんので、その為に必要なのであれば必要な分だけの暴力もやむなし、なわけです。

その善悪はさておき、猿回しの猿はその飼い主によって「根切り」といって必ず一回半殺しの目に遭わされるんだそうです。そうしないと言うことを聞かないから、とのこと。しばしば半殺しに失敗して「全殺し」になっちゃうことも無くはないらしいですが、そのときはそのとき、という感じなんでしょうきっと。いや知らんけど。

猿回しのレベルまで行かんでも、ある程度の躾としての暴力は仕方ないとして、それと単なる虐待との境目、これは難しいですね。もしかしたら躾としての暴力を一切しないって方が「虐待」になる可能性だってあるでしょうし。

そんなわけで、今回も「これは難しいですねぇ」とかいうところでなんの結論も導き出すことなく終わります。

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深川八幡祭り。

今年は「深川八幡祭り」が行われるとのこと。本祭りということで神輿56基勢揃いの連合渡御が執り行われます。

なんかずいぶん久々な気がしますが、実際久々の開催なんですよね思うに。

特に都市部における地域自治(組織)の有名無実化が盛んに言われる昨今、歴然たる「都市部」である江東区深川地区において、町内会ごとに神輿、それも結構なデカさの、さらになにしろ「水掛け神輿」ですから水を掛けても大丈夫なものを所持・管理されているというのは、これは結構稀なことなんじゃないかと思います。

コロナ禍だとかそういう事どもに頓着することなく盛大に行われるようで、なによりです。

約10年間ほど、このお祭りに文字通り「付きっきり」だった時期があります。あの頃はなにかって言えば神輿関係の取材ばかりしていた気がします。

本祭りは3年に一度ですが、その間の2年間は何にもないのかというと決してそんなことはなく、子ども神輿の連合渡御あり、お宮の神輿(二ノ宮)の渡御有り、やれ○○町で神輿を新調した・修繕した、△△町で神輿練習会がある、○日には幹部総代の会議がある、と、なにしろ一年中、っていうか年がら年中「お祭り」と関わりっぱなしの10年間でありました。

100万人からの人出が予想されるこのお祭りですが、刮目すべきポイントは、これが「単なる大イベント」というところに帰結してしまっていないところです。

いつだったかこの連合渡御の「10時間生放送」なる番組を作ったことがあります。その際に総代さんに耳にタコができるほど言われたのが、「単なるイベントとして採りあげるな」ということでした。

即ち、お祭りというものはあくまでも神事(の一環)であって、神輿はその名の通り神様の乗り物である。そのつもりで制作・放送しろ、と。

このことは思いの外ないがしろにされがちな事柄で、余所のお祭りなどには、この総代さんらの危惧してたような「単なるイベント」としてしか見られてないようなものも多い由です。

深川のお祭りはそういう視点で切り取るな、と、クドいようですが口を酸っぱくして言われました。いやホントに言われまくった。

実際「深川八幡祭り」には、神事としての崇高さがあります。これは参加したらわかります。

実際サケ飲んで神輿担いでる人もいなけりゃ、カラフルな肌の方々が神輿の上に乗ったり、ケンカしたり、なんていうことも「絶対に」ありません。

神輿の上に乗ってはっちゃけたり、ケンカなど大暴れしたいから祭りに参加する、というようなヤカラが多い中、このあたりが徹底できているというのはスゴいことだと思う。

深川八幡祭りは、そりゃもうトンでもなく賑やかな、盛大なお祭りです。

恐らくは猛暑の中での挙行となると思われますが、「水掛け祭り」という名のとおりこの神輿渡御はその道中で神輿に水を掛けまくります。なぜ掛けるのかには諸説ある由ですが、とにかくザブザブ、ドカドカ掛けます。

なので、8月半ばの開催ですからまぁ暑いことは暑いのですが、とりあえず合法的に往来で水浴びできるわけなので、暑気も自ずから払われます。

4トントラックに水を満載してバケツで掛けまくるは、消防団が放水車で散水するは、そりゃもう大騒ぎです。

おかげでオレは今でもカメラの防水化には大いなる自信を持っております。

本祭りの年は、前年の年末くらいから幹部総代の皆さんがピリピリしてて、オッカなくて弱ったものです。

以前初詣で取材の際に、神輿総代の方の娘さん息子さんにお会いしまして、その際に言われたことがあります。

“今年はあんましウチに寄りつかない方がいいよ”

と。

別にオレがなんかやらかして嫌われたとかいう話ではなく、要するに本祭りを控えてみんなピリピリしてるから、ヘタに会うと怒られるよ、ということです。

昨今はさすがにそこまでじゃない、と、こないだ和服を受け取りにいったときに呉服屋のオバちゃんがおっしゃってましたが、なにしろさぞかし皆さんお忙しいことでしょう。

無事な成功をお祈りしております。

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コオロギその他、虫、ムシについて。

ついて。コオロギでもなんでも美味けりゃ食うわけですが、昔々に聞いたところコオロギはプリン体が結構多めなので痛風を気にする方には危険、とか。

あとまだエサの規制関係が無いので人間には不適なモノを食ってるやもしれず、ドンドン育ててガンガン食いましょう、となるまでにはまだ色々越えなきゃならないハードルがある、ってことでした。

昔々っていっても数年前くらいの話なのですが、その辺はクリアになったんですかね。なったからこれだけ色んなところで売られてるわけですよね。我が国の食品に関する規制は他国から顰蹙買うほど厳しいそうなので、それらを越えて出てきたモノですからまぁどうってことは無いんでしょうけども。

虫っていえば、某「とんかつ+お代わり自由なキャベツ&ライス&シジミの味噌汁」な店で夜メシを食った際、キャベツの中になんか虫が動いてたので、店員さんを呼んだら新しいのに替えてくれまして、これで一件落着かと思いつつ食い終わって勘定しに行ったら、なんとなんと!オレの食った分はお詫びとしてサービス=タダでOK、となった、ってことがありました。

たかだか虫がいたくらいでタダにしてもらったんじゃ申し訳ないので、レジのアンちゃんに、そんなこと気にせんでいいからカネを受け取れ、と言ったのですが、アンちゃん、ニヤッとニヒルな笑顔をひとカマシして、いやぁ、こちらの責任ですから(微笑)、と。

かくして当夜の夜メシは期せずしてタダメシになったのでした。

畑で穫れたものに虫がいるのは当たり前ですよね。まるっきりいない方が怖いよな。どういう土壌だよ、というね。

でもまぁ気持ちはわかります。キャベツやレタスの中に虫がいたら、やっぱし取っ払ってから食います。

前述の某「とんかつ+お代わり自由なキャベツ&ライス&シジミの味噌汁」な店での話からもわかるように、虫、ムシを躊躇なく食えるようになるにはまだ時間がかかりそうな気もします。

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