公営ギャンブルに関する一考察。

今日は朝からキリギリスのように遊び回っておりまして、戻るのがこんな時間になってしまいました。疲労困憊です。

どこで遊び回ってたかというと朝から江戸川競艇場に行っておりまして、3Rから10Rまでの戦果が1勝7敗。これもこの疲労感というか徒労感の遠因です。

いうまでもなく江戸川競艇場でのレースはは旧中川、要するに普通の川で行われますので、平日の朝っぱらから集った博徒どもは必然的に「普通の川の土手」に座り込んで勝負の趨勢を見守ることになるのですが、10Rの終わった時点で、場内放送によると風速9〜11mの強風、またなんだかちょっと曇ってきたりしまして、そんな中で土手に座り込んだまま徒に軽くなっていく懐中を感じさせられるのに耐えられず、11Rの予選と12Rの記者選抜戦はパスした次第です。

懐中が軽くなっていくといっても、オレはせいぜい1Rにつき5、600円くらいしか投資しませんので、まぁ損害といっても言うほど大したものではありません。ザックリ思い返すに、多分マイナス2000円くらいなんじゃないか、と思います。

でも、ちょっとその辺に落ちてたハズレ舟券、3連単に6桁ほど突っ込んでたりするのがチラホラありました。まぁすんごいお金持ちな可能性も無くはないですが、そういう金持ちは川沿い土手席で観戦したりせず2500円ほど払って特別観覧席でもってやってると思うので、この落とし主のことを思ってなんとも言えない心持ちになったものです。

舟券購入機のあたりでなんだかブツクサ言ってる方が多かったですが、ありゃ6桁突っ込んだクチかな、だとしたらそりゃブツクサ言いたくもなるよな、と。

だいたいですね、ちょっとマニアックな話になりますが、他の場所はいざ知らず江戸川競艇場というのは前述のように普通の川でレースが行われますので、やれ上げ潮だ下げ潮だ、またレース直前に屋形船やなんかが通ると想定外の波が立ったりして、とにもかくにも不確定要素というか不確実性が高いのです。

レース本番時に水底で草魚みたいなデカい魚が動いたりして水面が乱れたら、もう選手としての実力も実績も、船のエンジンやプロペラの調子もハチのアタマも無くなり、全ての結果は運、巡り合わせの問題となります。

さらにマニアックな話をしますと、江戸川競艇場はピットからスタート待機位置までの距離がエゲツなく短いので、その理由は割愛しますがスタート時のコース取りに駆け引きの余地がほぼありません。今日もほぼ全レースで、1〜6号艇がスタート時にきれいにそのままの順で並んでのスタートとなりました。意表をついて1号艇がアウトに廻るとか、そういう技術が発揮できるレース場では無いのです。

同じ公営ギャンブルでも競馬なんかは事前研究が大いにモノを言うような気がしますが、そういう意味で競艇、ことに江戸川競艇場でのレースは、ホントに「ザ・バクチ」という感じです。なので、そんなのに6桁突っ込むヤツはどうかしてるとオレは思います。

でも、その辺がわけわからんようになってしまうのがギャンブルの怖いところですね。

怖いものにはできるだけ触れないのが吉です。