2010年

高齢者と若者の「問題」。

いわゆる「文明開化」以前の我が国は、非常に高齢者に優しい国だったんですよね。

優しい、若しくは、高齢者を基準にした社会だった、と。

例えば和服。

男女問わず、あれは年寄りになればなるほど似合うんです。年取って体形が崩れて初めてシックリくるように出来ている。

だから、例えば成人式なんかで若者が着物着るときには、わざわざお腹に詰め物?したりして、人口j的に「中年太り」を作るんです。そういう体形
じゃなきゃ似合わないんですね、和服というものは。

また例えば、チョンマゲ。

ああいう髪型?がスタンダードであることによって、ハゲがみっともなくなる。どころか、むしろハゲてる方がビシッと決まるんです。

事ほど左様に、かつての日本は、年寄りが基準でありました。若い者は年寄りに合わせてひび暮らすのが常であり、常識でありました。

内藤、亀田、ポンサクレック(亀田VSポンサクレック観戦記)。

2010年3月27日に行われたボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ、同級王者の亀田興毅と暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカムの一戦は、2-0(114-114、116-112、115-112)の判定でポンサクレックの勝利となりました。

・・・老いたりといえどもポンサクレックに一日の長あり、です。全盛期には及ばない出来で、さらに「不幸な」バッティング減点などあったりしたものの、
やはり亀田のような正直なスタイルの選手には磐石。どうやられても、どう動かれても、絶対に負けない、という坩堝に、亀田をいとも簡単に引き込んでしまい
ました。

前述しましたが、ポンサクレックも小松戦などの頃、いわゆる全盛期と比べると衰えが目立つちました。大き目の左ストレートを打つ際にややバランス
が乱れる感じがありましたし、亀田の非常に雑な右ジャブ連打を捌ききれずに下がってしまう場面もしばしば。

ただ、そういうフィジカル面の衰えを補って余りある、非常に老獪な、正に「職人芸」を見せてくれました。

かつて我が身のまわりで本当にあった汚い話など。

「リサイクル食用油」と銘打っておきながら、その原材料は下水道の汚水だった!
年間300万トンが国民の胃袋へ!

なんてなニュースがありました。

・・・もうね、この国は「なんでもあり」なんですね。良きにつけ悪しきにつけ、ね。

歴史の浅い国ってのは得てしてそういう感じだったりするんです。「中国4000年の歴史」とか言ったりするけども、この国の「歴史」は文革でオー
ルリセットされてますからね。時間経過とはバカに出来ないものでありまして、それを根幹として得られるものが、特に国家若しくは民族という単位においては
厳然と存在します。この国にはそういった「積み重ねられたもの」があまりに乏しい、と。

以上、特に根拠はありませんが、なんとなくそんな気がします。すいません。申し訳ありません。

 

 

さて、立ち返って我が国でも、ちょっと前まで・・・まぁここまでいかずとも、こと衛生的に問題のある事柄がかなりありました。

団塊若しくはそれ以上の方々は小学生時代、総じて「DDT」なるものを頭からかけられてたんですよね。ドリフのコントのように白い粉まみれの子供
たちの写真をよく目にしますが、この「DDT」ってのはトンでもない猛毒なんですってね。当時の日本人はそんなことは露知らず、みんなして頭からザンブリ
とかけられてたわけです。無知とは恐ろしい、という話です。

沖縄の「絶滅危惧種」について。

霊長類の半数が絶滅の危機にある由。

我が国にもその「絶滅危惧種」は多くあります。

私というか弊社では、先日来「沖縄県指定天然記念物・宮古馬の一日」というDVDを制作・販売しておりますが、この題材である宮古馬(みやこう
ま)、これも、紛う方無き「絶滅危惧種」です。

日本在来馬八種のひとつで、沖縄県指定天然記念物にも指定されている宮古馬(みやこうま)。その起源については中国からタイ、ベトナム等を経由し
てきたとする南方紀元説、また古墳時代に朝鮮半島から渡ってきたとする北方紀元説と諸説ありますが、いずれにしても琉球王朝時代には既に、武士の乗用、江
戸幕府への献上用として宮古馬の生産が盛んに行われていたという記録が残っています。

その後農耕馬、また駄載や馬車による運搬馬等として、宮古島の皆さんに広く深く愛され且つ親しまれ、昭和31年の段階でその総数は1万2千頭が確
認されていたそうなんですが、農業の機械化などに伴って現在では総数30頭余り。

わずか約20年ほどの間で実に1/1000にまで落ち込んでしまった計算になります。

一説によると、総数50頭を割り込むと種の保存がかなり厳しくなるんだそうで、そういう意味でこの宮古馬も紛う方無き「絶滅危惧種」。

現在、宮古馬保存会など皆さんの尽力で、少しづつ個体数も増えてきてはいますが、まだまだ・・・です。

宮古馬は、非常に愛らしくかわいらしく、また人懐っこいおウマさんであります。

宮古島に行った際は、ぜひ牧場にも寄ってあげてほしいと思います。

さてさてこの程・・・2月25日発売の「乗馬ライフ」誌で、上記した弊社制作・販売のDVDが特集されます。編集部の皆さんのご理解ご協力によ
り、なんとカラー・4ページに渡って採り上げて頂きました。

ちなみに原稿はワタクシの、写真はワタクシ及び弊社スタッフの手によるものです。

DVDはコチラです。下記のほか、Amazon,全国書店でも発売しております。

http://www.wisecart.ne.jp/kome3

詳しくはmixiのレビュー(http://mixi.jp/view_item.pl?id=1252516)、
また、各種検索エンジンでもって「宮古馬の一日」で検索して頂くと、いろいろ出てきます。どうか宜しくお願い致します

とうとうここまで来ましたか、と。

然の芸能界引退&激太りの小阪由佳が超過激ライブ!! 現役グラドル暴露と見事な“三段腹”披露
http://beauty.oricon.co.jp/news/73302/full/
だそうです。
例えばTV。
・・・TV制作者というものは、常に「面白いもの」を探してるわけです。それは単に既存の番組の「ネタ」であったり、もしくは盤気味企画そのものであったり、とにかく常に彼らは「なんか面白いものはないかしら」と、鵜の目鷹の目だったりするわけです。
この姿勢そのものは至極真っ当なもので、商業映像制作者として当然の「性質」です。ですが・・・まぁこれも必然、悲しき必然なのかもしれませんが、昨今はどうにもこうにも、そこに安直さが見えすぎて醒めてしまいます。
例えば、日本語のたとたどしい外人のしゃべることって面白いな、とか、ちょっとボケの入ったお年寄り観てると面白いよね、とか、酔っ払いの様子みてると笑えるね、とかね。
で、こういう類の「面白さ」は、メディアが求めるものとしては、ちょっと安直に過ぎるかな、という気が、私にはします。例えウケてるとしても、これはメディアとしては禁じ手なんじゃなかろうか、と。

「人生の最後を飾る大きな達成感」

元厚生次官ら連続殺傷 小泉被告が最終陳述
http://www.news24.jp/articles/2010/02/10/07153303.html
だそうです。
・・・「殺したい」と大声でっていうから、てっきり被害者遺族の方がこのアホンダラに向かって言ったのかと思ったら、この被告自身が・・・この、「ソープで出入り禁止になっちゃったちょっとヤバいオッサン」みたいなこの男が、しかも法廷内でもってやらかしやがったんですね。いやはや。
この事件、発生時のタイミングがタイミングだっただけに色々ウラを勘繰ってしまったものですが、どうやらウラもオモテもないようですね。どうもホントに「人生の最後を大きな達成感で飾りたいがための無差別に近い連続殺人」ってだけの話だったようで。
いや、そりゃ実際はどうなんだかワタクシには知る由も有りませんが。

いろいろあるらしい。

以下は毎日新聞からの引用です。2月6日22時01分サイト記載の記事。
名古屋市千種区に本部のある中学受験専門進学塾「西塾」(水野正雄代表)は6日、児童2人分の入試願書を出し忘れたと発表した。該当する中学の入試は7日に行われるが、2人は受験できなくなった。
 西塾によると、児童の願書は塾側で取りまとめ一括して中学校に郵送している。出し忘れたのは、名古屋市内の私立中を志望する2人の児童の願書。2人は同中の願書取りまとめ担当者が勤務する教室の児童で、担当者は他教室の志望児童10人分は郵送したが、自教室の2人の願書を封筒に入れ忘れたという。

・・・願書くらい自分で出せ!みたいな意見もあるでしょうが、塾側に「こちらで出しときます」って言われたら、親としては、そうですか、それじゃよろしく、となりますわね。
でもって、その末に、出すの忘れましたすんません、ってんじゃ、そりゃ親&子どもとしたらやり切れないですね。
その是非はともかく、特に中学受験ってのは、遊び盛りの子どもらがその貴重な時間を削って受験勉強したりなんかしてチャレンジするわけですからね。それがパーになっちゃうわけですからね。これは切ないですね。
クドいようですが、その是非はともかく、ね。

なんか知らん間に「ちょっといい話」みたいになってますが、

朝青龍の件です。


・・・なんか知らん間に「ちょっといい話」みたいになってますが、「プロの格闘競技者」が、「素人」を、「(一部報道に拠ると)鼻の骨が折れるほどにブン殴り」、しかも「この手のトラブルが初めてじゃない」どころか「一度や二度じゃない」、ってんだから、そりゃ「引退」でしょうよ。

もっと早い段階で「解雇」になってても不思議じゃありません。被害者の素性について色々あるみたいですが、それ以前の話として。

ついでながら、今回これだけやって逮捕されないってのも妙な話だなぁ、とオレ的には思います。

これがボクサーだったらイチもニも無く逮捕拘留でしょうよ。なんか、悲劇の主人公みたいな扱いになってるのは、どうも、なんちゅうか、萎えるというか、ね。


さらに、「引退」が決まってから各メディアの論調が手のひらをかえすようにこの元横綱に対して同情的になってきてるのも不思議です。無節操だな、と。


で、当該メディアの担当者諸氏は、こういうことで無節操の謗りがこないとでも思ってるんでしょうか。このマインドもまた不思議、です。


大相撲というのは、そもそもの成り立ちにおけるアイデンティティは「神事」ですからね。


そういう部分を継承していくのであれば、外国人が参入することに無理が出てきて当然です。


排除するか、若しくは、例えば柔道のようなノウハウでもって「純粋スポーツ」としてリスタートするか・・・選択肢はそう多くない気がします。

なんの選択肢かは省略。

「人間魚雷キューピー」について。

以下、毎日新聞記事からの一部引用です。
太平洋戦争で旧日本海軍が使った人間魚雷「回天」や航空特攻兵器「桜花」の胴体に、キューピー人形の顔をあしらった携帯ストラップが全国の自衛隊基地内の売店などで売られていた。販売元は「不謹慎」との批判を受けて昨年12月に販売を中止、商品を自主回収した。
・・・販売の是非以前に、「回天」や「桜花」の次第を知ったら、ちょっとこういうのを買う気にはならないんじゃないですかね。
少なくとも私は、とてもじゃないが
人間魚雷「回天」や航空特攻兵器「桜花」の胴体に、キューピー人形の顔をあしらった携帯ストラップ」
を買って携帯に付けよう、って気分にはならない。なり得ない。
でも、おそらくは私よりもっと若い世代だと、特にアレルギーも無く買ったり付けたりできちゃうんでしょう。だからこそ売る側も販売に踏み切ってるわけでね。
こういうことを即ち「歴史的事実の風化」と呼ぶんでしょう。
イデオロギーもハチのアタマもなく、少なくとも庶民にとって、あの戦争はそれはもうただひたすら悲惨で、残虐非道で、惨たらしいだけものでした。
私くらいの年齢だと、両親だったり近所のオッチャン・オバチャンが普通に戦争体験者だったりするので、まだこのことを知る・・・「実感」する術がありました。
でも、私より若い世代だと、もはやあの戦争については、どうしたって知る機会が少なくなりますわね。
正直・・・どこぞの会社さんなのかしりませんが、こういう商品の企画が企画会議かなんかで通ってしまうことからして、私には信じられません。
ですが、それが、それこそが、「平成22年における我が国の現実」なんでしょうね。
こうやってこの国は、喉元過ぎれば熱さを忘れる、ってなことになっていくんですね。この記事で、その道程の一里塚を見た、という思いです。

(軽く「暴論」)政治家としての「器」について考えた。

「陸山会」の土地購入をめぐる問題・・・いや「事件」でもって、この1月15日、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で
 ・「陸山会」の会計事務担当だった36歳元私設秘書(現民主党衆議院議員)
 ・後任の会計事務担当だった32歳元私設秘書
を逮捕さらに翌16日、同じ容疑で
 ・元会計責任者で公設第1秘書の48歳容疑者
が逮捕されました。
 
 
清濁併せ呑む、といいますか・・・清廉潔白な人柄であるとか、庶民的であるとか、そういうことが仮にも一国を動かすべき政治家の条件だとは思いません。
数億単位のカネが自在にならない・できないような器の人物に、国が動かせるとは思わない。
時には毒を以ってしてでも、それくらいの器がもはや政治家には「必須」だろうと思うわけです。
場合によっては善悪を超えたところから、多くのヒトやカネを自在に動かせる人物であること。これが政治家の条件でしょう。
仮にも「国」を動かすべき立場にあるんですから、キレイごと「でしか動けない」ような人物では困ります。
そういう意味で、今回の「逮捕劇」は、小沢氏の「不手際」です。
もっというと、氏の影響力の限界です。そう言っちゃって差し支えなかろうと思う。
こういうことをしちゃう「悪人」が政権党に居るとこを責めるつもりはありません。
それよりも、こういうことでパクられちゃうレベルの「器」の人物が為政者として居ることに危惧を感じます。
若しくは、ここで逮捕者を出す、という計算違いをしてしまう人物が。
 
 
しかしまぁ・・・国会の始まる前、駆け込みの逮捕劇ですね。しかも都合3名。そうですか。それにしても、まさかいきなりそこまで行くとは思いもよらなんだ。