ヘドが出る。

15年間ほぼ「引きこもり」状態で、家庭内でしばしば警察沙汰になるほどの諍いを引き起こし、その件で家族は頻繁に当局に相談、さらにオヤジのクレカで勝
手に、しかも2~300万円という大金を浪費、そのあげくに「一家5人殺傷事件」。

・・・エラい事件が起こったものですが、もしかしたらこれも「インターネット」や「ゲーム」の影響だとか、「引きこもりに向かわせる世相の歪み」、なんていう紋切り型の論調で語
られ、それでケリが付けられてしまったりするのかもしれませんが、このレベルはもはやそういう次元の話では無いように私的には思えます。もはや病気です。
ビョーキ、ね。

いや冗談ではなく、ホントにメンタル面の精査が必要なんじゃなかろうか。若しくは必要「だった」んじゃなかったろうか、と思います。

容疑者には通院歴などは無かったのでしょうか。いずれにしても痛ましく、悲しい事件です。


しかしまぁ・・・以下は読売の記事ですが、

> 近所の理容店の男性は高之容疑者について「いわゆる『引きこもり』で、

> たまにポストから郵便物を取り出しているのを見かけたくらい。

> 細身でひ弱な感じで、半年に1度くらい訪れていたが、店内でも無口だった」と話した。

> 近所の人と顔を合わせても目をそらし、言葉も交わさなかったという。

でもって下記は朝日、

> 近所の別の男性(43)によると、岩瀬容疑者は10年以上前にいったんは就職したものの、

> 半年ほどで退職し、その後は自宅に引きこもっていたという。「出会っても、目をほとんど

> 合わせず、会話もほとんどない。怒らせると怖いような雰囲気だった」。

> 近くの主婦(35)も「たまに自転車に乗って走っているのを見かけるぐらいで、

> 近所づきあいはほとんどなかった。無口で暗い印象だった」という。

・・・こういう恣意的というか、もはやそれこそ「紋切り型」な表現には辟易です。

ヘドが出る、と言ってもいい。

まず、これら全て「一般人」による単なる主観に過ぎない。、そこから一歩も踏み出していないものです。

その上内容も、要するに散髪屋で会話しない、とか、ご近所付き合いが少ない(国語的にはほとんど無い=ごく僅かには有る、でしょうから、決して
「付き合いが無い」ではない)とかいうだけの話です。

正直私も、散髪屋で殊更に会話したりしないし、今の事務所に移って以来さしたるご近所付き合いもしていません。

わざわざここで、このタイミングで特筆すべき人的傾向では無いでしょう。

さらに、そもそもこういう「加害者の人物評」的な内容が、果たしてこのタイミングで本当に、本質的に必要なものなのか、とも思えます。身もフタも
ありませんが。

・・・要するに「この犯人、普段からヤバい感じのヤツだったらしいですよ」と言いたいわけでしょうが、だったらそう書けばいいんです。具体的に且
つ簡潔に報せるのが報道の基本でしょう。

そういう風に言えない・書けないのなら、こういう奥歯に物の挟まったような言い回しをしてまで表す必然性はもはやありません。

新聞やTVには、この手の「唾棄すべき紋切り型表現」が横溢しているように感じます。「紋切り型」による穴埋めが常態化しています。今始まったこ
とじゃ有りませんが。

他メディアの台頭により、この2媒体の斜陽化が話題になってますが、その意味を今一度考え直す時期なんじゃないでしょうか。

コメントを残す