安藤和明

入学式と新型コロナウイルス感染症とその他いろいろ。

今日は各地で入学式が執り行われてた由。それらしい正装の親子連れをよく見かけました。弊社担当の保険屋さんのセガレの小学校入学式のときはオレが写真撮影係を買って出たのですが、あのときは桜が満開で、もう絵に描いたような「入学式記念写真」になった記憶があります。

今年はなんだか桜も終わっちゃってるみたいですね。私的にはだからどうしたって感じなのですが。

ちなみにこのセガレは今年高校入学。隔世の感、です。

中学生活を振り返るに、緊急事態宣言の発令を受けて入学式は1ヶ月遅れ&保護者の出席不可ってことで行われ、運動会は日程をずらして各学年ごとの開催となり、各種移動教室に至っては結局3年生の末に1回あったっきりだったとか。

当人、同級生のマスク無しの顔をほとんど見たことがないんだそうで、いやぁこりゃまごうかたなき「緊急事態」だったんだな、と改めて思いました。

昨日は競艇の帰りにちょっと浅草に寄ったのですが、夜半になってもそこそこの人手がありました。2、3年前は20時くらいになるともうモヌケのカラだったと思うのですが、これももはや隔世の感、もうすっかり過去のこと、ですね。

で、思い立って吉原にも寄ってみました。普通に黒のヴェルファイアがいっぱい停まってました。

この街については、昨今は梅毒の蔓延っぷりがハンパ無いらしいのですが、そういうことについてはここの人たちは考えないんですよね。いわゆるコロナ禍の中、巷が自粛モードに沈んでた最中も、この街の各店は緊急事態宣言がガチで発令される間際までガンガン営業してました。昨日以上に黒のヴェルファイアが路上を埋めてたように思います。そういやあの頃弊社の迷惑メールボックスには“ゆっくり暖まってコロナ菌を吹き飛ばそう!”みたいな、事情もなにもわかってない感じのスパムメールが良く届いてました。

だいたいこの手の店のヘビーユーザーは、わけのわからん病気をもらうのをちょっと喜んでると言うか、どこか自慢げだったりするんですよね。いやぁとうとうオレももらっちゃったよ!、と曰うその顔は大抵どこか嬉しそうです。これでオレも一人前だ!みたいな、一般的にはちょっと理解し難い価値観の中におられる感じ。

そこにはいわゆる性病のみならず、この度の新型コロナウイルス感染症も含まれてたように思えてなりません。じゃなきゃあの時期にあれほどヴェルファイアやらアルファードが停まってるはずないもんな、と。

とにかくオレんとこには近づいてくんな、と思う次第です。

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公営ギャンブルに関する一考察。

今日は朝からキリギリスのように遊び回っておりまして、戻るのがこんな時間になってしまいました。疲労困憊です。

どこで遊び回ってたかというと朝から江戸川競艇場に行っておりまして、3Rから10Rまでの戦果が1勝7敗。これもこの疲労感というか徒労感の遠因です。

いうまでもなく江戸川競艇場でのレースはは旧中川、要するに普通の川で行われますので、平日の朝っぱらから集った博徒どもは必然的に「普通の川の土手」に座り込んで勝負の趨勢を見守ることになるのですが、10Rの終わった時点で、場内放送によると風速9〜11mの強風、またなんだかちょっと曇ってきたりしまして、そんな中で土手に座り込んだまま徒に軽くなっていく懐中を感じさせられるのに耐えられず、11Rの予選と12Rの記者選抜戦はパスした次第です。

懐中が軽くなっていくといっても、オレはせいぜい1Rにつき5、600円くらいしか投資しませんので、まぁ損害といっても言うほど大したものではありません。ザックリ思い返すに、多分マイナス2000円くらいなんじゃないか、と思います。

でも、ちょっとその辺に落ちてたハズレ舟券、3連単に6桁ほど突っ込んでたりするのがチラホラありました。まぁすんごいお金持ちな可能性も無くはないですが、そういう金持ちは川沿い土手席で観戦したりせず2500円ほど払って特別観覧席でもってやってると思うので、この落とし主のことを思ってなんとも言えない心持ちになったものです。

舟券購入機のあたりでなんだかブツクサ言ってる方が多かったですが、ありゃ6桁突っ込んだクチかな、だとしたらそりゃブツクサ言いたくもなるよな、と。

だいたいですね、ちょっとマニアックな話になりますが、他の場所はいざ知らず江戸川競艇場というのは前述のように普通の川でレースが行われますので、やれ上げ潮だ下げ潮だ、またレース直前に屋形船やなんかが通ると想定外の波が立ったりして、とにもかくにも不確定要素というか不確実性が高いのです。

レース本番時に水底で草魚みたいなデカい魚が動いたりして水面が乱れたら、もう選手としての実力も実績も、船のエンジンやプロペラの調子もハチのアタマも無くなり、全ての結果は運、巡り合わせの問題となります。

さらにマニアックな話をしますと、江戸川競艇場はピットからスタート待機位置までの距離がエゲツなく短いので、その理由は割愛しますがスタート時のコース取りに駆け引きの余地がほぼありません。今日もほぼ全レースで、1〜6号艇がスタート時にきれいにそのままの順で並んでのスタートとなりました。意表をついて1号艇がアウトに廻るとか、そういう技術が発揮できるレース場では無いのです。

同じ公営ギャンブルでも競馬なんかは事前研究が大いにモノを言うような気がしますが、そういう意味で競艇、ことに江戸川競艇場でのレースは、ホントに「ザ・バクチ」という感じです。なので、そんなのに6桁突っ込むヤツはどうかしてるとオレは思います。

でも、その辺がわけわからんようになってしまうのがギャンブルの怖いところですね。

怖いものにはできるだけ触れないのが吉です。

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人類低燃費問題。

弊社のカメラのバッテリー、ものの数時間ほど充電したら丸1日動いてくれます。リチウムイオンバッテリーは偉大だ、と改めて思う次第です。そこそこ長時間にわたる収録で、なんかしらんけど会場のAC電源を貸し渋られたりすることがままあるのですが、そんな時も、ああ、じゃあもう結構です、と言い放つことが可能なわけです。そんな劣悪非道な案件でなくても、なにしろバッテリーをさほど気にせず使えるってのは、これはもう大変な喜び、ありがたさなわけです。なにによらず高燃費であることは喜び、場合によっては愉悦だったりするのです。

しかしながら、それを使う人間の方は8時間寝ないと16時間動けない。人間のなんと燃費の悪いことか。理想的には3時間くらいの「充電」で40時間くらい動けるようになりたいと思います。

しかしながら現実は、ここんところ12時間寝て12時間動いてるってペースで、なんかどうもイカンのです。

この人類低燃費問題はどうにかならないのか、と思うのです。

3時間:40時間までいかなくても、少なくて済むならそれが良い。

それでOKな体質になってしまえば良いわけなので、そんな体になるべく画策中です。目指せナポレオン、です。

具体的にどうすべきか、みたいな話をしましたら、ある方から、

「深い眠りにつく様にする」

「朝起きて夜に寝る」

「適度な運動」

と頂きました。

なるほど、そうか、そういうことなんだよな、と納得しました。

オレは真っ先に、ユンケルをまとめ買いしてこなきゃ、などと考えていたので、もう根本からオレは誤りを犯していたのだ、と悟りました。

改めてナポレオンを目指します。心を入れ替えて。

悟ったところでそろそろ寝ます。

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狐狸庵山人こと遠藤周作大先生についてなど。

狐狸庵山人こと遠藤周作大先生は「沈黙」を著した後、意に反して各メディアでもってやたらと「大先生」「大家」扱いされてしまうことに辟易、猛烈な羞恥心と、要するにそんな「大先生」よばわりしてシコシコ持ち上げたりお追従してるようなヤカラは結局のところどこかバカにしてるわけなので、それに対する憤りとが綯い交ぜになったあげくに、御本人曰く

「“オレはそんな大人物じゃないんだ!バカにすんな!”と世の中に大声で叫びたかった」

ということで、あの偉大なる「狐狸庵山人」なるキャラクターが産み出された、とのこと。

このキャラでもって、いかにも大家・大先生らしい「沈黙」「海と毒薬」レベルの高尚なる次作を期待する周囲のヤカラをあざ笑うかのように、やれ連れションしたら隣のヤツの方が勢いが良かったとか、吉永小百合もオレと同じように屁もすりゃウンコもするとか、チン○ンのカスでタガメを釣ったとか、さらにはそういうことを書き殴るにとどまらず、頼まれもしないのにメディアにイソイソと露出したりとか、そういうことに日々邁進しておられました。

こういう行状(?)は当時の世間に強烈なインパクトを与えた由。

で、

“ざまぁみろ!と、いたく痛快であった”

と氏は述べておられます。

(関係無いですが氏の最後の映像メディア登場は、オレ思うに富士通かIBMのワープロのCMで、

“先生、原稿は・・・”

“は!やってますやってます”

という、「締め切りに追われた作家」役だったと思う。亡くなる3、4年前だったはず。)

なにしろオレ思うに、これはイチから10までまるっと正しい。クリエイターとしてあるべきスタンスです。

大先生よばわりされ誉めそやされ持ち上げられ、して、普通でいられるような感受性レベルの人はクリエイターには向いてないと思う。

そういや小津も

“映画監督などというものは、夜中に籠をかぶって河原にいるような存在で”

云々言ってた由。

なにも夜鷹レベルまで行かんで良いとは思いますが、なにしろそういうもんです。

そういう次第なので、村上春樹や大江健三郎も、例えば

“橋本環奈もウンコする~はぁヨイヨイ”

とかいうような事柄を、出来る限り下品な週刊誌でもって「連載」などしたりしてくれたら(くれてたら)、オレも、じゃあちょっとだけ読んでみましょうか、と思わないこともないです。

別に橋本環奈じゃなくても可。

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「アラビアのロレンス」におけるピーター・オトゥールのキモさについてなど。

新年度の「午前十時の映画祭」、ラインナップに「アラビアのロレンス」がありました。10時きっかりからから上映されるとして終演は昼過ぎになるわけなので、鑑賞希望の方は朝メシをガッチリ食ってくるのが良いかと思います。3時間20分というクソ長い上映時間に加え、そもそも内容からしてかなりカロリーを消費させられるものです。メシ抜きで楽しめる類の作品ではありません。

最大の見どころは……そりゃまぁいっぱいあるっちゃあるのですが、特に着目すべきはピーター・オトゥールのキモさ。

いや正確にはピーター・オトゥール演ずるロレンスのキモさですね。思い出しましたが中学の同級生に、フォレスト・ガンプに非常によく似てるけどトム・ハンクスには全然似てないってヤツがいました。どこがどうってわけじゃないけど何故か似てる・似てないという。この「どこがどうってわけじゃない」って部分がスタニフラススキー・システムの偉いとこですね。「アラビアのロレンス」以外でのピーター・オトゥールは別にキモくないですもんね。でも当作でことさら造形的に他作からキモく変化したところはないと思うのですが。

なにしろ当作のピーター・オトゥールはキモいです。ひらたく言えば変質者でありちょっとハタ迷惑な「奇人」です。なんによらずこの手の事柄に関するアケスケな表現は恐らく御法度であったろう当時の業界において、これはかなり思い切った「変態野郎」の表現だったんじゃないか、と思う。

考えたらこの当時の映画作品、業界の許す範囲で精一杯「キモい人物」表現をしてるんだろうな、ってのがちょいちょい思い当たります。

例えば「ベン・ハー」

初見時、ジュダとメッサーラの関係性になんとも言えない違和感というか引っかかりを感じたのですが、両者の関係性にはホモセクシャルの要素も有ったり無かったり、なんですってね。そういう事柄がある種のスパイスになってる由。

言われてみれば、恋に破れたメッサーラが嫉妬によってサディスティックな面を発露している、という感じがちょっとあるかもしれません。

もひとつ思い出すのは、ホークスの「赤い河」。

若い男二人が馬上でもって

「おい……オレの銃、見たいか?」

「(モジモジしつつ)……じゃあ見せてくれよ」

「オマエのも見せろよ……」

「オレのはお前ほどリッパじゃないよ……」

なんてな会話があるのですが、これも「そういうこと」だったりしてなぁ、なんて思ってたらホントにそういう説もあるんだそうで。

今は声高にLGBTQQIAAPPO2Sの権利が叫ばれてるくらいなので、この手の表現を遠慮する必要が無くなったわけでしょうけども、それが故に「アラビアのロレンス」のようななんとも言えないキモさを内包した作品は生まれ得なくなったわけです。

それが良いんだか悪いんだかはオレは知らん。

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わけわからん動画がfacebookのTLを埋め尽くしつつある件。

先日我がfacebookタイムラインが猿、サルの動画で埋め尽くされてると書きましたが、それに加えて一昨日くらいから別種の動画が割り込んできています。

どんなやつかというと、角栓。「かくせん」ですね。毛穴になんか薄黄色いのが詰まるやつ。あれを取ってるさまの動画です。

鼻の両翼?にまたがって、なんかシールみたいなのを濡らして貼って、乾いてから剥がすと生まれたての毛ジラミみたいなブツブツが毛穴から抜ける、っていうやつがあるじゃないですか。使用後写真を見たことがある方も多いと思いますが、あれのシャレにならんくらいデカい、ってことは素人判断ではありますが明らかにあれより重篤なやつバージョンの動画です。

具体的には超巨大な角栓(場合によっては角栓「群」)をひとつひとつマメにピンセットやらでスポッと抜くさまをひたすら撮ってる動画です。

まず、どの部位なのかわかりませんが、なにしろポツポツと黒い大小の斑点のある皮膚がドアップで映し出されます。

もうこの時点でグロい。あまりにもグロいのですが、やがてそこになんかプラスチックっぽいヘラみたいなのと、ピンセットらしきものがやおらフレームインします。

そして、その黒い斑点の表面をちょっとゴソゴソしたかと思うと、ヘラでもってその周囲がちょっとグイッと押されます。

すると、前述のような孵化したての毛ジラミ、もしくは長野あたりに行くと珍味とかいうことでしばしば出されたりするハチノコの調理前みたいなのがニュルニュルニュルッと顔を出し、出切ったところをピンセットで除去。

これが大抵の場合数十回繰り返されます。

で、最終的には、全部取り切った!ってなことで、取り出されたそのハチノコ群がまとめて映し出されます。

また別バージョンでは、明らかにヤバいサイズのおデキ。

まずメスで表面をちょっと切ります。

すると、とんでもない勢いで……そうですねぇ、ありゃ要するに「膿」、ウミなんでしょうねぇ。それが勢いよく吹き出ます。

勢いがよいから当然カメラのレンズにも付着します。

あのカメラはその後どうするのかな。オレだったら二度と使う気にはなりませんが、作業は臆することなく続きます。

あと昨日いくつか見かけたのは、耳の穴の中にこの「黒い斑点」があるやつね。

どうしたら耳にあんなのができちゃうのか摩訶不思議ですが、格闘の末、これはケジラミやハチノコどころじゃない、ウルトラQのバルンガみたいなのが血と体液にまみれた状態で引き抜かれます。サイズ的には完全に耳の穴がふさがるレベル。

枚挙に暇がありませんが、こういう動画がTLを埋めつつあるのです。

で、オレはそれらを固唾を飲んで見つめるわけです。うわこれはスゴい!とか感嘆しつつ。

facebook上で公開されている動画なのでここでシェアしたって良いわけですが、見ようによってはっていうか普通に単なるグロ動画で、こういうのに抵抗を感じる方も多かろうと思うのでここでは差し控えます。

大抵の場合“HAVE A GOOD DAY🥰”とかっていうなかなか諧謔に富んだコメントが添えてあるので、興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。

っていうかなんでこんなのが、ある日突然、しかも「あなたへのおすすめ」とかいうことでオレのTLを埋めるにまで至るのか。どういう仕組みになってるのでしょうか。

最近は寝る前にこれを観るのが習慣となってきています。一種のASMRですね。

でもホントにグロいのでオススメはしません。

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今日は高峰秀子さんのお誕生日です。

今日3月27日は高峰秀子さんの誕生日なんだそうです。確か東日本大震災を知らずに亡くなってて、享年が80ナンボだったはず、というようなことでちょっと調べたら、ご存命なら今日で99歳、つまり来年は生誕100年ってことになるんですね。

どの出演作もやたらめったら名作揃いな高峰秀子ですが、オレ的には「綴方教室」が印象的です。子役時代ですね。そりゃもう名演でした。

四つ木の川っぺりのあたりが舞台のおはなしですが、この界隈の街並み及び主人公の少女の家のボロさに驚愕します。誇張でもなんでもなくあのあたりは、っていうか当時の東京下町はどこもあんな感じだったそうですが。

当作のベースとなった「綴方」を書いた少女は、原作本の印税をまるっきりもらえなかったりなど紆余曲折、様々な経験を経て、最終的には共産党員になられた由。

関係ないですが共産党っていえば、落語の「寝床」で、雇用主である旦那さんのヘタクソな義太夫を毎度ムリヤリ聴かされるのに辟易した番頭さんが、あげく

“とうとう共産党に入っちゃいました”

っていう下げのやつがありますね。

志ん朝だったと思いますが、今それで演ったらちょっと炎上しちゃうかもしれませんね。

っていうか当時は大丈夫だったんですかね。

共産党についてはちょっと置いといて、とにかく来年は高峰秀子生誕100年です。

高峰秀子はあまり知られていない作品の中にやはりやたらめったら佳作が埋もれています。

「愛の世界 山猫とみの話」とか「花つみ日記」とか「虹立つ丘」などはもっと評価されて良い。これらは日本国民必見だと思います。

あと「秀子の應援團長 」って作品があるのですが、クレジットを見るとスタルヒンだとかタイガースの景浦将だとかが出てるんですよ。出てるどころか普通にプレイしてる由。もはやプロ野球アーカイブとしても超絶貴重です。

高峰秀子はナントカってプロ野球チームの応援団長。わけわからん設定ですが、これまた名作らしいんだよな。

またまた関係ないですが「エノケンのホームラン王」って作品では、巨人の川上哲治が「若手スター」として出てます。もちろんプレイシーン、また結構な割合で芝居シーンもあります。これまた貴重。でも芝居はヘタ。

とにかく、生誕100年記念ってことで、どっかでまとめて特集上映されませんかね。

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facebookのタイムラインがサルの動画ばかりになってる件など。

相変わらず我がfacebookのTLにはサルばかりが並んでいます。カニクイザルとブタオザルとオランウータンがざっくり6:3:1くらいの割合です。以前も書きましたがタイとかカンボジアにはこのうちの前者2種がやたらめったらいるようで、でも敬虔な仏教国であるかの国では駆除(=殺生)という選択肢は取らないので、もう増えまくりな由。各集落のマーケットではそこそこ洒落にならないレベルの猿害が発生してるんだそうで。

とにかくTLにはサルの動画ばかりです。大抵ペットとして飼われてるもので、オムツ替えだとか風呂だとかの動画がもっぱらですが、そういう中にはガチ虐待してる動画も少なくありません。ボッコボコにブン殴り続けられ、前歯を折って口から血を流してる様子だとか、水にたびたび沈められてたりとか、その種類はさまざまです。さすがのオレサマもちょっと引きます。

サルっていうのは、群れにおける他者との関係性において「並列」っていう概念が希薄なのだそうで、要は屈服するかされるかというところにしか落とし所が無い由。

その原理はつまるところ暴力で、野生の猿でも特定の1匹に対してやたら噛み付いたりなんかしてるのをよく見ますが、傍で見ると無意味に見えるあの暴力も、その実、生存のためのピラミッド構築のために極めて有意義な行為だってわけです。

たちかえってペットの場合、こりゃどうしても人間さまがサル側より上位に立たなきゃなりませんので、その為に必要なのであれば必要な分だけの暴力もやむなし、なわけです。

その善悪はさておき、猿回しの猿はその飼い主によって「根切り」といって必ず一回半殺しの目に遭わされるんだそうです。そうしないと言うことを聞かないから、とのこと。しばしば半殺しに失敗して「全殺し」になっちゃうことも無くはないらしいですが、そのときはそのとき、という感じなんでしょうきっと。いや知らんけど。

猿回しのレベルまで行かんでも、ある程度の躾としての暴力は仕方ないとして、それと単なる虐待との境目、これは難しいですね。もしかしたら躾としての暴力を一切しないって方が「虐待」になる可能性だってあるでしょうし。

そんなわけで、今回も「これは難しいですねぇ」とかいうところでなんの結論も導き出すことなく終わります。

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「クリント・イーストウッド」について。

クリント・イーストウッドがなんかまた新作の準備に入ったとかなんとか。たぶん今年93歳になるはずですが、いやぁなんともお元気な。リーフェンシュタールは確か100歳で作ったのが最後の作品だったと思いますが、目指せリーフェンシュタール!ですね。いやホントに。っていうかリアルに。

もちろん天賦の才の所持者であるってことはそうなんでしょうが、イーストウッドにつきましてはそれに加えて非常な勉強家なんだろうな、と思えます。どの作品からも、過去の名作と呼ばれる諸作品のエッセンスをそこかしこに感じられます。

「グラン・トリノ」にも、「黄色いリボン」や「エルダー兄弟」といったフォードの諸作品だったり、「東京物語」だったりの感じが見うけられるように思います。単に主題が同じ・似てるというところに留まらず、切り取り方までに相似がある気がします。

事ほど左様に、「ペイルライダー」や「ブロンコ・ビリー」にはやはりフォード、ホークス作品や「リオ・ブラボー」っぽい感じ、また「用心棒」「椿三十郎」に似たカットがあったりしましたし、「許されざる者」は結構あからさまにやはり「用心棒」「椿三十郎」の感じがありました。

そこまで映画を観まくったりしてるわけでもないオレでもこの辺に気付くくらいなので、観る人が見ればもっといっぱい見つけられるんだろうと思いますが、なにしろ彼は大変な勉強家であり、つまりは努力家なんだろうと思います。

いろいろ観て、学んでおられるはず。それはきっと今でも継続中なんだろうと思います。

イーストウッドにしてそうなんですから、凡才の極みであるオレなんかはもっとガンバらなければいけないわけですが、彼の「天賦の才」は、クリエイティブ能力そのものに留まらず、努力を惜しまない才能と、見聞きした事どもを効果的に吸収する力、というところにもあるんでしょうきっと。

しかし、ついこないだ(でもないけど)まで“Go Ahead, Make My DAY”なんてなセリフがバッチリ決まっちゃうようなキャラだったイーストウッドが、「許されざる者」や「グラン・トリノ」では、要するにあとは退くタイミング待ちな老人、という役回りです。

「グラン・トリノ」なんかは要するに最後の死に場所探ししてるわけですから。

また身も蓋もない言い方をしてしまうと、「許されざる者」は自分が世に(世界に)出る足掛かりとなった「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」の否定、「グラン・トリノ」は「ダーティガリー」的な事柄の全否定ですもんね。

ある程度の年齢になるとそういう域に到達できちゃうもんなんでしょうか。すなわち、もうなにも失うものはない、どっちかっていうと全部捨てたい、みたいな境地。こうなるともはや「禅」の範疇です。

まぁなにしろ息が長い。言うのは簡単ですが、スゴいことです。いろいろ。

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「守秘義務」その他。

「守秘義務」ってあるじゃないですか。これの基準ラインのバラバラさにはもうビックリです。弊社のような業種の場合、まずなにか動画やサイトやらを作りたい・作らなきゃならないっていうお客様がおられて、その制作を代行してるって立場なわけですよ。要するに、ああ、自分で作れない?ほいじゃナンボか貰えるなら代わりに作ってあげますよ、って業態なわけです我々は。極めてザックリ言っちゃうと、ですが。

だから、そのお客様や代理店様の許可もなく“これが弊社制作物ですよ”って不特定多数に提示してしまうのは、オレは「違う」と思うのです。

「守秘義務」という概念の根っこにあるのは、この「違う」なんだと思う次第です。そこは「守秘」すべきポイントの大きなところじゃないですか。

しかしながら、平気で自社サイトなどで提示してる会社様が多い。これはもう「やたら」多いです。

皆さんクライアントや代理店様に許可もらってんのかね。とりあえずあまり上品じゃないですよねそういうのは。いや許可貰ってやってんならなんの問題も無いわけですけども。

ところで政治家の方の世界ですと、例えばA議員が長年携わって進めてきた案件があったとして、それがいよいよ実現!ってタイミングになった際、いきなりそれまで敵対していたB議員やC議員が“我々の努力が実りまして”とかなんとか言い出すケースがままある由です。こないだ来たる区議・区長選を見据えての区政報告会という名の総決起大会に行った時、思いっきりそれを「体験」したところです。

臆面もなくそういうことを言い放っちゃう候補者も候補者ですが、都度“そうだ!”とか“よくやった!”とか合いの手を入れる支持者?支援者の方々、あれは知ってて言ってんのか、もしくは知らないんだろうか、と。

でもそんなことを知らないような人が政治家の「支援者」になったりするもんかなぁ、と考えると、やっぱ知ってて言ってんだよな。

鉄面皮もしくは「鈍感力」ってことでは、我々のなにも違うところはありませんですね。

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